ビジネスチャットツール「Slack」の基本的な使い方12選

ビジネスチャットツールとして普及している「slack」ですが、使い方が分かりづらいと感じてい方のために、当記事では分かりやすく使い方を解説していきます。実際に使用する際にぜひ参考にしてください。

slackの使い方を知ろう!

テレワークが広く浸透し、オンラインコミュニケーションの重要性が高まりを見せています。そのような状況下で、遠隔でもスムーズにより迅速にコミュニケーションが行えるビジネスチャットツールに注目が集まっています。

本記事では、ビジネスチャットツールの中でも特に国内利用者数が急増している「Slack」の概要、市場規模、基本的な機能や使い方などについて解説いたします。

ビジネスチャットツールとは?

業務上のコミュニケーションを円滑化、効率化することを目的として作られたコミュニケーションツールで、SNSのようにシンプルで操作性の高いインターフェイスになっています。テキストベースのチャットを主としていますが、通話機能、ビデオ通話機能なども有しているケースが多いです。代表的なサービスは、Slack、Chatwork、LINE WORKS、Hangout Chat、Workplaceなどが挙げられます。

ビジネスチャットツールの市場規模と導入状況

ITRの調査では、ビジネスチャットツールの市場規模は、2016年時点で19億円だったのが、2020年は112億にまで伸長するとしており、2022年には140億円まで到達すると予測しています。
ITR Market View:ビジネスチャット市場2019

ビジネスチャットツールの市場規模が拡大している背景には、営業管理システムや勤怠管理システムなどの連携が可能になったこと、テレワークの推進などが大きく影響しています。

また、サイバーソリューションズの調査によれば、ビジネスチャットツールの導入率は33%と、未だ半数以下の導入率にとどまっています。
メールとビジネスチャットツールの利用実態調査 働き方改革促進のカギは、社内メールの負荷軽減にあり

Slackとは?

Slack Technology社が開発・運営するビジネスチャットツールです。2014年2月にリリースされてから1年立たずに推定評価額は10億ドル、アクティブユーザー数 (DAU) が50万を突破、2019年時点では全世界で1000万人と、まさに破竹の勢いで急成長しているサービスです。日本語版は、2017年11月に正式にリリースされました。当初は、エンジニアなどIT企業を中心に採用されていましたが、徐々に非IT企業も採用しはじめ、2020年6月時点で、日本のアクティブユーザーは100万人、世界2位となっています。

大手企業の採用も増えてきており、三菱重工、リクルート、凸版印刷、小野薬品、パーソルキャリアなど、幅広い業種で使われています。

無料版と有料版の違い

Slackは無料でも十分有用ですが、有料版にアップグレードすると、ファイルストレージや検索可能メッセージ数などの制限がなくなります。

基本的な使い方と機能

ここからは、Slackの基本的な使い方と機能について解説いたします。まず、SlackはPCから閲覧できる「デスクトップ版」と、スマホから閲覧・操作が可能な「アプリ版」があります。

アカウント作成とインストール

デスクトップ版は、Slackの公式サイト、アプリ版は、AppStoreまたはGooglePlayよりインストールできます。

Slackの特徴的な点は、他のメールアプリやチャットツールのように、1つのアカウントでA社、B社など複数のワークスペースに参加できないことです。A社ではaのアカウント、B社ではbのアカウントといったように、各ワークスペースごとに、アカウントを作成する必要があります。

ワークスペースの作成/参加

ここからは、ワークスペースの概要と作成方法について解説します。
-ワークスペースとは-
組織がコミュニケーションをしたり、ファイルのダウンロード・アップロードをしたりする共有スペースのこと。ワークスペースの下に、プロジェクトや部署・チームで区分された「チャンネル」、そしてそのチャンネルの中にトークテーマごとの「スレッド」が随時作成されます。
-ワークスペースを作成する-
slack.com/create にアクセスします。
②自分のメールアドレスを入力し、[次へ]をクリックします。Slackから届いたメールに記載されている6桁の確認コードを入力し、ワークスペースに名前をつけて[次へ]をクリックします。


これで、ひとまずワークスペースの作成は完了です。自分のアカウントを作成したいだけの場合は、特にメンバーを招待せず、任意の名前でワークスペースを作成しましょう。
-ワークスペースに参加する-
すでに、会社のワークスペースが存在する場合は、すでに参加しているメンバーより招待してもらう必要があります。ワークスペースに参加するには、以下の3つの方法があります。

①ワークスペースに参加しているメンバーからメールで招待してもらう
②勤務先のメールアドレスを使用し、社内のワークスペースに自動で参加する
③自分のメールアドレスを検索して、参加資格のあるワークスペースを見つける
-ワークスペースを退出する-
ワークスペースを退出する方法は、以下の手順になります。

①デスクトップアプリで、右上にある自分のプロフィール写真をクリックします。
②メニューから[プロフィールを表示する]を選択します。
③[その他]をクリックし、[アカウント設定]を選択します。
④下にスクロールして[アカウントを解除する]をクリックします。
⑤パスワードを入力して[パスワードの確定]をクリックします。

チャンネルの作成/参加

ここからは、チャンネルの概要と作成手順、参加方法について解説いたします。
-チャンネルとは-
ワークスペースの下に存在する場所です。1つのチャンネルでコミュニケーションをとれば混乱が起こるため、一般的には、事業部、部署、チーム、カテゴリごとにチャンネルを作成します。参加メンバーは、自由にチャンネルに登録することができます。
また、チャンネルには、「パブリックチャンネル(#)」と「プライベートチャンネル(鍵マーク)」の2種類があり、プライベートチャンネルは招待を受けたメンバーしか参加することができません。
--プレフィックスとは?--
Slackのチャンネルに名前をつける時、統一性がなければ、どのチャンネルがどのカテゴリか区別ができず、混乱の元となります。そこで、Slackでは「プレフィックス」と呼ばれるものが用意されています。デフォルトでは、#help、#proj、#teamの3種類が用意されています。この3種類の他にも、自由なプレフィックスを作成でき、プランに応じて追加できる数が異なります。
-チャンネルを作成する-
チャンネルを作成する手順は以下のとおりです。

①デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。(作成権限が付与されていない場合は表示されません)
② [チャンネルを作成する]をクリックします。
③任意のチャンネル名を入力します。チャンネル名のプレフィックスを選択するオプションが表示される場合には、ドロップダウンメニューからいずれかを選択できます。プレフィックス以下は、日本語、英字 (小文字)、数字、ハイフン、アンダーバーが使えます。スペースやピリオドはNGです。
④プライベートに設定するには、[プライベートチャンネルにする]をクリックします。
-チャンネルへ参加する-
チャンネルに参加する手順は以下のとおりです。

①左サイドバーの[チャンネル]の [プラスアイコン]をクリックします。
②[チャンネル一覧]から、参加したいものを選び、[チャンネルに参加する]をクリックします。

-チャンネルを退出する-
チャンネル退出の手順は以下のとおりです。

①チャンネルの右上の(i)マークをクリックします。
②[その他]をクリックし、一番下の[チャンネル名を退出する]を選択します。

ただし、最初にデフォルトで追加される#general (ジェネラル) チャンネルは退出できません。また、一つのチャンネルのみ招待されている「シングルチャンネルゲスト」は、参加しているチャンネルを退出できません。

チャットを送る

チャットを送る方法は、チャンネルに投稿する方法とダイレクトメッセージで個別に送る方法と、2種類あります。
-チャンネルで送る場合-
カーソルが表示されている欄に任意の文字を入力し [紙飛行機アイコン]をクリックして送信します。この際、「メンション」と呼ばれる機能を使うと、特定の相手に通知を届けることができます。

-ダイレクトメッセージで送る場合-

[すべてのDM]をクリックし、[送信先]に送りたいメンバーの名前を入力し、下のカーソルが表示されている欄に任意の文字を入力し、 [紙飛行機アイコン)]をクリックして、送信します。

通話機能

無料版でも、1対1(ダイレクトメッセージ)の音声orビデオ通話は利用可能です。有料版であれば、グループDMやチャンネル内で通話最大15名まで同時通話ができます。

知っていると便利なSlackの使い方

ここからは、知っていると作業効率がより向上する、便利なSlackの機能・使い方について解説します。

メンション

メンションとは、メンバーに直接通知を送りたい時に使える機能です。TwitterやFacebookなどのSNS、Chatworkなど他のビジネスチャットツールでも使われています。

個人宛の場合は、メッセージの前に「@名前」をつけます。また、目的に沿ってメンバーに一括でメンションもできます。

@here…チャンネル内でアクティブなメンバーのみに通知が届く
@channel…チャンネル全体に通知が届く
@everyone…#general チャンネルの全員に通知が届く

検索機能

過去のチャットを検索したい時に活用できるのが検索機能です。テキストを入力しても見つからない、たくさんヒットしてしまう場合は、下記のような検索方法を試しましょう。

in:チャンネル名…指定したチャンネル内のメッセージやファイルのみを検索
in:@表示名…指定したユーザーとの間のダイレクトメッセージのみを検索
from:@表示名…すべてのチャンネルやダイレクトメッセージから、特定の相手からのメッセージに絞って検索
before:日付/after:日付/on:日付…日付、時間で絞り込んで検索する

ブックマーク

ブックマークは、特定のチャットをブックマークにピン留めできる機能です。任意のチャットにカーソルを合わせて、右から2番目の[ワッペンのようなブックマークボタン]をクリックすれば、左上のブックマークに保存されます。決定事項や日程調整を保存しておきたいけれど、スレッドの速度が早くて流れてしまうときに活用できます。また、ブックマークは、他メンバーには通知されず、自分だけが閲覧できます。

引用

過去のチャットを引用する方法は、全部で3種類の方法があります。
-「メッセージを共有」による引用-
引用したいメッセージにカーソルを合わせると、右上に[矢印マーク]が出てくるので、クリックすると、共有相手の選択画面とメッセージ作成画面が表示されます。[メッセージを確認する]のリンクから引用元を確認できます。

-URLによる引用-
引用したいメッセージにカーソルを合わせると表示されるメニューバーの右側、三点リーダー[その他]をクリックします。メニューが表示されるので、[リンクをコピー]を選択します。こちらも同様に、URLから引用元を確認できます。

-書籍設定の記号などでの引用-
「>」を入力した後に、メッセージを入力すると、引用記号がつきます。自分の発言と誰かの発言を分けてメッセージを作成したい時に有効です。ただし、引用箇所は直接ペーストしているため、引用元へ飛ぶことはできません。

通知

いくつものチャンネル、ワークスペースに参加している場合、通知が増えてしまい、確認に手間がかかってしまいます。Slackでは、重要度など条件に合わせて通知設定を行うことができます。
-通知タイミングの設定-
通知のタイミングの設定は、「すべての新規メッセージ」「ダイレクトメッセージ&メンション&キーワード」「なし」の3種類から選ぶことができます。

①ワークスペース名の部分をクリックし、メニューから[環境設定]を選択します。
②次に[通知]から、「すべての新規メッセージ」「ダイレクトメッセージ&メンション&キーワード」「なし」のいずれか選択します。


-キーワード通知-
「ダイレクトメッセージ&メンション&キーワード」を選択すると、「マイキーワード」の設定ができます。「マイキーワード」の部分で、通知を受けたいキーワードを設定します。なお、キーワードは大文字・小文字の区別はなく、完全一致です。また、複数のキーワードを登録する場合はカンマで区切りましょう。

-チャンネルごとの通知設定-
チャンネルごとに通知設定をすることもできます。

①チャンネルを開き、右上の[iマーク]をクリックし、右サイドメニューを表示させます。
②続いて[その他]をクリックし、[変更通知]を押します。全ての新しいメッセージ、メンションのみ、なしのいずれかから任意のものを選択します。
Slackのスタンプを使えば、反応したい時や、手が離せない時でもリアクションを簡単に送ることができます。入力欄の[笑顔マーク]をクリックすると、任意のスタンプを選択できます。[絵文字を追加する]→[カスタム絵文字]で画像をアップロードし、オリジナルスタンプも作れます。
投票機能を持ったbotです。pollyはプラグインアプリのため、利用するにはSlack公式サイトからインストールする必要があります。投票作成の方法はいたって簡単です。
①「/polly 投票アンケートタイトル」とチャンネルに入力
②[Add Choices]をクリックし、選択肢を入力していきます。
③選択肢の数をさらに追加する場合は[Add Another Choices]をクリックします。

Slack Bot

Slack Botを設定すると、特定のタイミングで自動リマインドや、またメンバーが入力した特定のワードに対し、自動返信させることができます。ここでは、基本的な自動応答設定について解説します。

①ワークスペース名をクリックし、メニューを表示させて、[その他管理項目]から[以下をカスタマイズ]を選択。
②次に、Slackbotのタブをクリックし、[メンバーがこう言ったら]の部分に条件キーワードを入力します。(カンマを入れることで複数ワードを設定可能)
③[Slackbotの返信]に返信内容を入力します。( \n を挿入すると、複数行の返信を追加可能。)

ショートカット

最後にSlackで使えるショートカットキーで、代表的なものをピックアップしてご紹介いたします。

・Ctrl(Command)+ ↑ (直近のメッセージを編集)
・Ctrl(Command)+ .  (右サイドバーの開閉)
・Ctrl(Command)+ U (ファイルをアップロード)
・Ctrl(Command)+ Shift + A(全未読を開く)
・Shift + Esc (全メッセージを既読)

まとめ

本記事では、Slackの基本的な機能や使い方について解説いたしました。メールと比べると、より直感的でシンプルな機能が搭載されており、操作に慣れると、コミュニケーションの速度は格段に高まるでしょう。

ぜひ、この記事を参考に、Slackの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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