TalentX、AI・自動化で日本企業の採用変革を加速させる新組織「AI X Lab.」を設立

~第一弾として、独自AIで自社に興味を持つ採用候補者のレコメンド機能をリリース~

株式会社TalentXは採用マーケティングにAIを実装し、新たな出会いの創出に注力している。その取り組みの一環として、2024年7月にAI・自動化で日本企業の採用変革を加速させる新組織「AI X Lab.」を設立した。また、「AI X Lab.」より、採用MAサービス「MyTalent」に独自AIで自社に興味を持つ採用候補者をレコメンドする機能「HOTフラグ」機能をリリースした。

■「AI X Lab.」設立の背景

昨今、人的資本経営への関心が高まっており、経営戦略に沿った優秀な人材を中長期で獲得する必要性が高まっている。一方で、労働人口の減少や第四次産業革命などにより、人材獲得競争は熾烈を極めている状況である。総務省「労働力調査」によると、1年間で転職する人数は約300万人であり、人材紹介や求人広告など従来の採用チャネルでは日本の労働人口である6925万人の5%に満たない転職者の取り合いをしている状況である。この状況を打開するため、労働人口の多くを占める潜在候補者にいかにアプローチして獲得するかが重要なテーマとなっている。

こうしたなか、AIの研究と普及は急速に進んでおり、さまざまなビジネスシーンで存在感を高めている。HR領域においては、求人票やプロフィールの自動作成機能などに活用されているが、今後さらなる技術活用が進むと予測されている。

TalentXはこれまでタレント獲得プラットフォーム「Myシリーズ」を提供し、累計導入企業数は1,000社を突破した。また、Myシリーズに登録されている候補者データは延べ33万人を突破しており、1万名を超えるマッチングを創出している。
今後、これまで提供してきたサービスにAI・自動化をかけ合わせることで、さらなる人事工数の削減やこれまで掘り起こされていなかった採用候補者との出会いを創出できると考えている。加えて、TalentXがパーパスに掲げる「人と組織のポテンシャルを解放する社会の創造」の実現には、AIと自動化のさらなる活用が不可欠だと考えている。

こうした背景から、AIと自動化で日本企業の採用変革を加速させ、企業と個人の本質的なマッチングを創出し、日本社会の雇用の最適配置と流動化を支援する新組織「AI X Lab.」を設立した。

■「AI X Lab.」について

「AI X Lab.」はAIや自動化の技術を活用し、TalentXが提供するサービスの体験価値を向上させる機能開発を目的とした組織である。今後、以下のような活動を想定している。
- AIや自動化を活用した機能やプロダクトの開発
- 上記に関連する技術の研究開発や協業の検討
- HR領域におけるAIや自動化に関する調査/研究およびその発表

■MyTalentの新機能「HOTフラグ」について

「MyTalent」は“つながり”を資産に変え、採用活動を掛け捨て型から積立型にシフトする日本初の採用MAサービスである。候補者、潜在候補者のタレントプール構築から、半自動でのアプローチ、持続可能な仕組化までを一気通貫で実現できる点が特長である。
今回の「HOTフラグ」は「MyTalent」で自社への興味度をトラッキング・スコア化していたデータを独自AIによって自動でレコメンドする機能である。自社への興味度合いが高い候補者を「HOTフラグ」として表示することで、より効率の良い採用マーケティングと本質的なマッチング創出を実現する。
出典元:プレスリリース

■今回の機能実装による、「MyTalent」のさらなる提供価値

「MyTalent」は、候補者の採用サイトへの来訪やメールへの反応から興味スコアを自動計測し、適切な時期にスカウトを配信することで、優秀なタレントを他社とバッティングせず獲得する。これまで約1年半で幅広い業界・企業規模の企業に導入され、新卒採用からキャリア採用などさまざまな領域での採用支援をしてきた。
今回の「HOTフラグ」機能の実装によって、自社への興味度合いが高い候補者が自動でレコメンドされるようになる。マッチング度合いが高い候補者へのアプローチ機会の損失防止や、候補者ごとに興味度合いをチェックする工数の削減につながり、日本企業の持続可能な採用マーケティングの取り組みを支援する。

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