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オンライン診療とはどんな仕組み?スムーズに診療を受ける方法も紹介

インターネットやスマートフォンの普及によって、病院まで足を運ばなくても「オンライン診療」を利用することで自宅などから診療を受けられるようになっています。ここでは、オンライン診療の概要やメリットデメリットを説明します。
近年、時間や場所を選ばず病院から離れた場所からでも診療を受けられる「オンライン診療」に注目が集まっています。インターネットやスマートフォンなどの普及によって、自宅でも病院と変わらない診療を受けられるので、今後オンライン診療はさらに普及していくと期待されています。

しかし「そもそもオンライン診療はどのような仕組みなのか?」や「オンライン診療を利用するとどのようなメリットがあるのか?」などの疑問を持つ人は多いかもしれません。オンライン診療をうまく活用できるよう、ここでは、オンライン診療の概要やメリットデメリット、スムーズに診療を受けるためのポイントを詳しく説明します。

オンライン診療とはどのような仕組み?

オンライン診療とは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどでビデオ通話やチャットを利用して診察や治療を受ける診療方法です。インターネット上で予約や問診、診察や処方、決済など診療に関する一連の流れを完結させられるので、病院まで足を運ぶ必要がありません。

オンライン診療の対象になる疾患に制限があったり、初診の場合は対面で診察を受けなければならなかったりする制限はあるものの、多くの疾患が診療の対象になっています。今後は法制度の整備やIT技術の発展により、より柔軟に診察を受けられるようになるのではないかと期待されています。

オンライン診療を利用する患者側のメリット

オンライン診療が普及すると、社会にさまざまなメリットが生じます。患者側に与えるメリットとして、次の6つが挙げられます。

・通院負担を軽減できる
・自宅で薬を受け取ることができる
・感染リスクを抑えられる
・予約の手間が軽減される
・空いた時間に診察を受けられる
・場所を選ばず診察を受けられる

以下では、オンライン診療を利用する患者側のメリットを詳しく説明します。

通院負担を軽減できる

1つ目は、通院負担を軽減できることです。

学校や仕事が忙しくて日中病院へ足を運べない人や住んでいる地域の周辺に病院がない人、ケガなどで病院まで移動できない人など、通院負担がかかりやすい人は多いでしょう。しかし、オンライン診療を利用すれば、自宅にいながら診察を受けられるので、わざわざ病院まで足を運ぶ必要がありません。

交通費などの金銭的な負担も抑えられるので、受診にかかる費用の削減にもつながります。

自宅で薬を受け取ることができる

2つ目は、自宅で薬を受け取れることです。

病院によっては院内処方をしているため、薬の受け取りにかかる負担をある程度抑えることは可能です。しかし、大学病院など規模の大きい病院になると院外処方の場合が多く、薬を受け取るには病院外の薬局まで出向かなくてはなりません。

一方、オンライン診療では、診察だけでなく薬の受け取り場所を自宅に設定することもできます。郵送で自宅に薬を送ってもらえれば、薬局まで行く必要がありません。ただし、オンライン診療のサービスによっては、処方箋を自宅に郵送し薬局で受け取る場合もあります。オンライン診療を利用する際は、どのような薬の受け取り方ができるのかも確認しておきましょう。

感染リスクを抑えられる

3つ目は、感染リスクを抑えられることです。

病院に行くと、さまざまな感染症に罹患するリスクがあります。特に抵抗力が弱い人などは、病院で受診することで新たな病気を発症してしまうかもしれません。

オンライン診療を利用すれば、病院に行かなくても診察を受けられます。ほかの人から感染症をうつされるリスクを回避しやすくなるでしょう。

予約の手間が軽減される

4つ目は、予約の手間が軽減されることです。

病院によっては、電話で予約をしたり、直接病院に足を運んで予約を取ったりする必要があります。診療時間外になると予約できなかったり、診療開始時間よりも早く病院に足を運んだりしなければならない場合もあるので、患者側の負担やストレスは大きくなってしまいます。

オンライン診療を利用すれば、病院の診療時間を気にすることなく24時間予約可能です。電話をかけたり病院に足を運ぶ必要がなくなるので、仕事や家事などの空き時間に手軽に診療予約できます。

空いた時間に診察を受けられる

5つ目は、空いた時間に診察を受けられることです。

仕事や家事、介護などが忙しくて、「病院に行く時間を確保できない」人もいるでしょう。病院に行く時間を確保できないからといって受診を先延ばしにしてしまうと、さらに状態が悪くなるかもしれません。

オンライン診療を利用すれば、仕事やプライベートの時間が忙しくても、空き時間を利用して診察を受けられます。病院での待ち時間を気にする必要もないので、時間を有効活用できるでしょう。

場所を選ばず診察を受けられる

6つ目は、場所を選ばず診察を受けられることです。

診察を受けたい医師がいても、県外など離れた地域の病院に勤務しているとアクセスが難しくなります。特に、かかりつけ医の転勤やクリニックの移転などによって、普段通っている病院が離れてしまうと、治療が途切れてしまうかもしれません。転勤による引っ越しなど、患者側の事情で治療が途切れるケースもあるでしょう。

オンライン診療であれば、離れた場所からでも診察を受けることが可能です。診察を受けたい医師が遠方の病院に勤務していても、自宅などで診察を受けることができます。また、かかりつけ医との距離が離れてしまっても治療を継続させやすくなるでしょう。

オンライン診療を利用する医療者側のメリット

オンライン診療が普及するメリットは、患者側だけでなく医療者側にも生じます。医療者側に生じるメリットとして、次の4つが挙げられます。

・継続的に通院してもらえる
・スムーズな診療がおこなえる
・事務負担を軽減できる
・離れたエリアの患者を診察できる

以下では、オンライン診療を利用する医療者側のメリットを詳しく説明します。

継続的に通院してもらえる

1つ目は、継続的に通院してもらえることです。

疾患によっては、継続的に通院しなければ状態がよくならないものもあるでしょう。治療が長期化すると、「通院を継続するのが難しくなった」と感じる人も出てくるかもしれません。せっかく治療をしていたのに通院が中断してしまうと、病院側も対処が難しくなってしまいます。

オンライン診療を導入すれば、通院負担を軽減させやすくなるので、治療が長期化する疾患でも定期的に診療を受けてもらえると期待できます。

スムーズな診療がおこなえる

2つ目は、スムーズな診療がおこなえることです。

病院によっては、電子カルテを導入することで、患者情報を効率的に収集できるようになっています。しかし、電子カルテに患者情報を反映させるためには、問診票を記載してもらったり、その情報をスタッフが入力しなければならないため、ある程度の時間がかかってしまいます。

オンライン診療を利用すれば、インターネットを利用して患者さんにあらかじめ問診票を入力してもらうことが可能です。診療を開始する時点である程度の患者情報が揃っているので、スムーズに診療を進められるでしょう。

事務負担を軽減できる

3つ目は、事務負担を軽減できることです。

診察を効率化させても、受付や会計、処方箋の受け渡しなどの事務負担が効率化できなければ、スムーズな運営はできません。患者数が多い病院ほど事務負担も増えやすいため、いかに事務作業を効率化させるかを課題としている病院も多いでしょう。

オンライン診療が導入されれば、これらの事務作業をすべてインターネット上で完結させられます。業務の効率化や作業負担を軽減しやすくなるため、働きやすい職場環境づくりにもつながるでしょう。

離れたエリアの患者を診察できる

4つ目は、離れたエリアの患者を診察できることです。

遠方から日帰り手術を受ける人や、引っ越しなどで遠方で暮らすことになった人など、さまざまな事情で定期的に病院に通えなくなる人もいるでしょう。治療が中断してしまうと、症状が再発したり状態が悪くなったりするリスクが高まるので、病院側と患者側双方にとって望ましくありません。

オンライン診療を利用すれば、手術前後のサポートや引っ越し後のフォローアップをインターネット上でおこなえます。患者側の通院負担を抑えて診療を継続できるので、治療が中断するリスクを抑えやすくなるでしょう。

オンライン診療を受ける際の手順とは?

スムーズに診療を受けるためには、オンライン診療がどのような手順で進むのかを理解しておく必要があります。オンライン診療を受ける際の手順は、次のようになります。

・診療内容を確認する
・オンライン診療を予約する
・実際に診療を受ける
・必要に応じて病院に行ったり薬を受け取る

オンライン診療を提供しているサービスによって受診までの手順は異なります。以下では、基本的なオンライン診療を受ける際の手順を詳しく説明します。

診療内容を確認する

オンライン診療を受ける前に、まず診療内容を確認します。ホームページや電話などで確認すれば、オンライン診療に対応しているかを把握できます。また、現在抱えている症状に対応した診療をおこなっているか、どのような方法で薬を受け取るのかをあわせて確認しておくと、スムーズに診療を受けられるでしょう。

ただし、希望する医師が遠方の病院に勤務していると、対面での診療が受けにくくなる場合があるので注意が必要です。状態によってはすぐに病院へ足を運ぶように促される可能性があるため、なるべく近隣の病院がおこなっているオンライン診療を選びましょう。

オンライン診療を予約する

オンライン診療を受ける病院を決めたら、次は診療予約をします。診療予約の方法は、予約フォームやメールなど、病院によって違いがあるので、指定された方法で予約を取りましょう。予約の際、保険証番号など本人確認に関する情報の入力が必要にるケースが多いため、事前に保険証等を用意しておくとスムーズに進められます。

また、予約を取る際は、支払い方法を確認しておくことも重要です。オンライン診療の支払い方法として、クレジットカードや銀行振込、コンビニ決済などさまざまな方法が考えられます。場合によっては支払方法が限定されており、スムーズに支払えなくなるリスクがあるので、指定された支払い方法に対応できるかどうかもチェックしておきましょう。

実際に診療を受ける

オンライン診療の予約ができたら、指定した日時に診察を受けることになります。インターネット上でビデオ通話に接続したら、事前に送信した情報をもとに診察を受けましょう。診療を受ける人が本人であることを確認するために、氏名を名乗るなど本人確認が求められることがあります。

ただし、オンライン診療の場合、ビデオ通話で診察を進めていくことになるため、触診や聴診、医療機器を使った検査などができません。そのため、その場で診断してもらったり、薬を処方してもらったりするのが難しい場合があることも知っておきましょう。

必要に応じて病院に行ったり薬を受け取る

診察の結果、必要に応じて病院への受診が求められる場合があります。その際は、病院に受診予約をして、対面で診療を受けなければなりません。

また、薬が処方されたときは、郵送を希望すれば自宅で薬を受け取れます。場合によっては処方箋のみ郵送されて、薬は薬局で受け取るよう指示されるので、事前に薬の受け取り方を確認しておくと良いでしょう。

オンライン診療をスムーズに受けるためのポイント

オンライン診療をスムーズに受けるためには、次の3つのポイントを意識しておく必要があります。

必要なものをあらかじめ用意しておく
支払い方法を確認しておく
健康保険が適用される診療かどうかを把握する

以下では、オンライン診療をスムーズに受けるためのポイントを詳しく説明します。

必要なものをあらかじめ用意しておく

オンライン診療では、必要なものを用意しておくとスムーズに診療を進められます。

たとえば、保険証や薬手帳を用意しておくと、本人確認やこれまで飲んできた薬をスムーズに確認できるようになります。また、前提としてオンライン診療を受けるためのインターネット環境の整備やスマートフォンなどの端末の準備も必要です。

支払い方法を確認しておく

オンライン診療を受ける前に、支払い方法を確認しておくことも大切です。クレジットカード払いなのか銀行振込なのかなど、支払方法によっては用意するものや診療を受けた後の行動が変わってくるからです。

また、アプリの利用料や薬・処方箋の配送料など、オンライン診療ならではの料金体系を設けていることも考えられます。対面で診療を受けるときとどれくらい費用が変わるのかをイメージしておくと、スムーズにオンライン診療を受けられるでしょう。

健康保険が適用される診療かどうかを把握する

診療内容によって、健康保険が適用されるものとそうでないものに分かれます。たとえば、禁煙外来では初診から健康保険が適用されますが、慢性疾患や在宅診療では再診でなければ健康保険が適用されないことが挙げられます。

健康保険が適用されるかどうかによって、自己負担額が大きく変わります。受診する診療科や症状が健康保険の対象になるかどうかを、診療を受ける前に医療機関のホームページなどで確認しておきましょう。

まとめ

ここでは、オンライン診療の概要やメリットデメリット、受診の手順やスムーズに診療を受けるためのポイントを説明しました。

法律の改正や新たなサービスの開発などによって、今後はさらに幅広いオンライン診療が受けられるようになると期待できます。ここで説明した内容を参考にして、オンライン診療をうまく利用できるようにしておきましょう。

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