朝日新聞で「AI経済記者」がデビュー PR TIMESが新商品プレスリリースやトレンドワードのデータを提供
2020/3/24
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社PR TIMESは、2020年3月23日(月)にデビューした朝日新聞のAI経済記者「みつけーた」に、新商品プレスリリースやトレンドワードのデータ提供で協力していると発表した。
Contents
■朝日新聞のAI経済記者「みつけーた」がデビュー
■コンテンツ付加価値を高め、記者の働き方改革につなげるAI活用
着目したのは、経済面の商品紹介の短信コーナー(企業が出す新商品のプレスリリースの中から、生活者の関心が高そうな商品を記者が選んで取材し、短く紹介するコーナー)。この作業をAIで代替できれば、記者の負担軽減にもつながると朝日新聞では考えたとのことだ。
■高校野球のAI戦評記者「おーとりぃ」に続いて
自動化システムを試行し、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」から対象の企業プレスリリースを拾い出して記事生成を試みたところ、飲食品は比較的記事にしやすい半面、一つのプレスリリースに複数の商品が記載されているケースなどは記事化が難しい、といった手応えや課題がみえてきたという。2019年秋には、かなりの数の商品紹介記事を、紙面掲載記事と遜色ないレベルで書けるようになった。さらに、商品紹介記事を発売日ごとに並べ直したり、独自分析で割り出した「トレンドワード」を含む商品を拾い出したりすることで、読者に対してより付加価値の高い商品紹介記事を出せるようにもなったとのことだ。
■新聞紙面とデジタルの両方で活躍
もう一つは「みつけーたのトレンド先読み」。AIと人の共同作業で、次のトレンドになりそうなワードを抽出。そのワードに関連する複数の商品について、記者が開発担当者やマーケティング担当者らに取材し、商品に込めた思いや狙いを聞くことで、トレンドの最先端を探る。初回のトレンドワードは「ニンニク」だ。