レノボ、デジタルウェルネス推進におけるテクノロジーとAIの活用方法を提示 ~Meet Your Digital Selfを開始~

Z世代の3人に2人が「オンラインとオフラインで人格が違うと感じる」と回答 AIを活用した革新的な社会実験を行い、オンラインとオフラインでの自分のギャップに起因するZ世代の孤独や不安問題を啓発

レノボ・ジャパン合同会社は本日、デジタルウェルネスをテーマに掲げたキャンペーン「Meet Your Digital Self」を実施することを発表した。
本キャンペーンは、テクノロジーが社会問題の解決にどのように貢献できるかを探るWork For Humankind(注)プロジェクトの一環として、デジタル環境に起因する若者の孤独感や社会不安といった世界的な問題に焦点を当てている。レノボは、若者が直面するウェルビーイングの課題において、テクノロジーの力と若者のウェルビーイングに取り組む団体との連携を通して、現実世界とオンラインで異なる人格のギャップに悩む若者を支援していく。

レノボが新たに実施した調査(対象:日本、英国、米国)によると、「オンラインとオフラインで人格が違うと感じるか」という質問に対して、感じる・感じることがあると回答した人がデジタルネイティブなZ世代では67%おり、他世代の40%と比較して若い世代はより高い傾向にあることが分かった。またZ世代の49%が、「オフラインよりもオンラインの方が自分を表現しやすい」と答えている一方で、Z世代の60%が「オフラインの世界で家族や大切な人と心のつながりを深める対話ができたらよいと思う」と回答している。

レノボは、すべての人にテクノロジーの恩恵を届ける「Smarter Technology for All」のミッションに基づき、誰一人取り残されないデジタル社会の実現を目指している。そのためには、デジタル環境のメリットとデメリットを認識し、自分に合った方法でデジタルテクノロジーを使いこなすデジタルウェルネスの重要性が広く浸透する必要があると考えており、今後もテクノロジーがすべての人のウェルビーイングに向けて活用されることを促進する。

■AIアバターが家族との心のつながりを深める~Meet Your Digital Self動画~

本キャンペーンでは、オンラインとオフラインの2つの異なる人格に苦慮するZ世代の参加者がテクノロジーによって調和を見出す動画を通じて、テクノロジーが私たちの生活にもたらすさまざまな側面について可視化し、デジタルウェルネスの重要性を示していく。

動画では、「ルックスや年齢、性別に関係なく思ったことを正直に言えるから、現実社会よりSNSの方が自分らしく感じられる」と語るZ世代のちなつさんをキャスティングし、彼女のSNS上の人格が生き写しされたAIアバターが登場する。このAIアバターはレノボのテクノロジーを活用して制作されており、オンライン上の本人の外見を再現するだけでなく、会話に応じて声のトーン、動き、表情などを調整しながら、リアルタイムに対話が可能だ。ちなつさんは、SNSでは自身のプラスサイズモデルのキャリアについてオープンに表現ができる一方、現実ではうまく表現できないことにもどかしさを感じている。彼女はAIアバターを通して、現実で伝えられなかった気持ちを母親に打ち明け、心のつながりを深める対話を実現する。

この動画を通じて、参加者と視聴者がデジタル環境のメリットとデメリットを認識し、自分に合ったデジタルテクノロジーの活用方法を見つけ、ウェルビーイングの方向性を見出すきっかけになることを期待している。
Meet Your Digital Selfのちなつさんの動画は以下より視聴可能。
https://youtu.be/fooegBfkVCQ

<日本の参加者 ちなつさんプロフィール>
本キャンペーンにご協力いただいたちなつさんは、「ルックスや年齢、性別に関係なく思ったことを正直に言えるから、現実社会よりSNSの方が自分らしく感じられる」と話す。日頃はSNSを活用してプラスサイズモデルとして活躍する一方、周囲の友人や家族は彼女のモデルのキャリアをもつ一面について何も知らない。ファッションショー「TOKYO GLAMOROUS POCHHARI COLLECTION」「Plus Size Model Hunt」などに出演。モデルエージェンシーGLAPOCHA所属

AIアバターに使用された情報は参加者の同意に基づいて収集され、SNSやブログなどの情報プラットフォームの利用規約に従って使用されている。本プロジェクトでは、収集した情報をテストし、レノボのデバイス、ソフトウェア、サーバー、クラウドソリューション、AIプロフェッショナルサービスを使用している。レノボのThinkStation™ワークステーション、ThinkCentre™デスクトップコンピュータ、Lenovo Legion™、ThinkBook™、Yoga™ラップトップ、Lenovoタブレット、ThinkVision™モニターおよびアクセサリー、Motorola razrスマートフォン、ThinkEdge™ SE450 Edge Server、Lenovo | Dropbox™クラウドストレージなどのテクノロジーを活用して、初めてAIアバターを作成した。

■「あなたのいばしょ」と連携し、デジタルウェルネスの選択肢を提供

出典元:プレスリリース
本キャンペーンでは、NPO法人あなたのいばしょが運営する24時間365日無料かつ匿名で相談可能なチャット相談窓口を通じ、望まない孤独を解消するための支援を提供する。

あなたのいばしょの報告によると、相談者の70%が29歳以下の若年層だ。チャット相談窓口は、デジタルに親しみを持つ世代にとって、身近な存在として、気軽に信頼できる人にアクセスすることができる。

NPO法人あなたのいばしょの理事長である大空幸星氏は次のように述べている。「SNSなどオンラインのつながりは、社会的な孤立の予防に役立つ一方で、逆に孤立感を深めるケースもあります。どのように使用するかが重要です。SNSの普及により、我々人類のコミュニケーションの総量は過去と比較して増えました。コミュニケーションの総量はつながりの代理変数のようなものです。つながりの量が増えた今、重要なのは繋がりの質を高めることではないでしょうか。日本には自分のことは自分で解決しないといけないなどといったスティグマがあります。レノボとのキャンペーンを通して、そういった意識や雰囲気を変えるきっかけとなり、皆さんのデジタルウェルビーイングが保たれることを期待しています。あなたのいばしょでは、24時間365日、だれでも無料・匿名でお話しいただけます。家族や大切な人と対話を始めるサポートが必要な方は、いつでも相談してください。」

この連携により、より多くの人々が孤独や不安な気持ちを一人で抱え込まず、適切なサポートを受ける機会が広がることを期待している。

<調査について>
本調査は、2024年4月9日~4月16日に調査会社OnePollが日本、英国、米国の10代~70代の5,000人を対象にインターネット調査を実施した。

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