AI活用の仕事急増、累計40,000件を突破「クラウドワークス上でのAI活用に関する基本方針」を策定

2024/8/2

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働く人々を支援するAIを適切に活用し、安心して取引いただくためのAIポリシー

Contents

■AIポリシー策定の背景
＜主なAI案件の仕事内容＞
■AIポリシー基本方針

企業と個人をつなぐオンライン人材マッチング事業を展開する株式会社クラウドワークスが運営する国内最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」は、「クラウドワークス上でのAI活用に関する基本方針（通称「AIポリシー」以下「本ポリシー」）」を策定した。

昨今、AI関連の仕事の受発注が急増しており、2024年6月時点で40,000件以上の仕事が契約されている。本ポリシーは、このような状況を受けて、クラウドワークス上で受発注される仕事におけるAI活用についてのクラウドワークスとしてのスタンスや、ユーザーの皆さまへのお願い事項をまとめたものである。

本ポリシーをもとに、ユーザーが適切にAIを活用しながら安心して取引できるよう、体制の構築に努める。
クラウドワークス上でのAI活用に関するポリシー：https://blog.crowdworks.jp/archives/5811/

■AIポリシー策定の背景

クラウドワークス上において、AI関連の仕事の受発注は急増しており、2024年6月時点で40,000件以上の仕事が契約されている*。また、クラウドワークスのリスキリング事業「みんなのカレッジ」にて2024年3月に開催したワーカー向けのAI活用講座「AIライティング入門コース」で定員100名が10日で満員になるなど、業務の遂行にAIを活用する機運が高まっている。一方で、AI活用によって意図せず法令に抵触するリスクや、納品物におけるAIの活用範囲に対して、発注者・受注者双方から懸念や不安の声も見られている。このような背景から、クラウドワークスは、AIを適切に活用し、ユーザーが安心してサービスを利用できるように、「クラウドワークス上でのAI活用に関するAIポリシー」を作成した。

＜主なAI案件の仕事内容＞

文章作成・リライト
ChatGPTや他の生成AIを使用した記事作成、リライト、台本作成などの仕事があり、AI案件の35.4％を占める。
プログラミング・開発
PythonやNode.jsを使用したシステム開発やAPI利用の仕事。報酬は高額傾向で、10万円超の案件も見られる。

■AIポリシー基本方針

・AI技術はユーザーのみなさまの仕事を完全に代替するものではなく、「働く」をより効率化し、「働く」人々を支援するものと考えている。
・したがって、ユーザーのみなさまがAIを利用してクラウドワークス上の業務を行うことは禁止せず、受発注者間の取り決めに委ねる。
・そのうえで、ユーザーのみなさまや社会の不利益になるような不適切なAI活用や、AIを用いることを不当に貶めることにつながる行為は認めない。
・ユーザーのみなさまが適切にAIを活用し、「AIと働く」未来をつくるために、AIの「利用」と「学習」の機会の提供を約束する。
詳細は、「AIポリシー」全文を参照：https://blog.crowdworks.jp/archives/5811/

参照
・総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン（第1.0版）」
https://www.meti.go.jp/press/2024/04/20240419004/20240419004-1.pdf

・デジタル庁「テキスト生成 AI 利活用におけるリスクへの対策ガイドブック（α版）」
https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/c1959599-efad-472e-a640-97ae67617219/fe843dc6/20240610_resources_generalitve-ai-guidebook_01.pdf