Trans-N、東京大学IPCとデライト・ベンチャーズから1億5,500万円のプレシードラウンド資金調達を完了

グローバルタレントによる生成AI企業向けソリューション開発企業が日本上陸

世界中の最先端AI技術とベストプラクティスを導入し、日本企業のDX推進を目指すトランスエヌ株式会社(本社:東京都文京区向丘二丁目3番10号 東大前HiRAKU GATE 302号室、CEO/共同創業者那小川、以下トランスエヌ)は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 植田浩輔、以下、東大IPC)デライト・ベンチャーズ(本社:東京都渋谷区、代表:南場智子/渡辺大)等から総額1億5,500万円のプレシードラウンド資金調達を完了したことを発表した。今回の資金調達によって、AI分野における革新的技術の開発と普及を加速させ、日本のAIトランスフォーメーション(AX)の一層推進を目指す。

■LLM活用の国内のすそ野急拡大とともに、不足する先進IT人材

生成AIの登場以降、2025年には約70%が生成AIを全社導入して本格利用と回答(※1)するほど、日本の大企業の業務におけるLLMのすそ野が急拡大している。一方で、2030年のAIやIoTなどを専門とする先進IT人材の需給ギャップは54.5万人(※2)予測と、生成AIのような最先端の技術を取り入れていくための人材不足という課題が大きくのしかかっている。
トランスエヌは、この課題を解決するべく、日本市場とグローバルなAI人材・技術を結びつけるプラットフォームの構築を目指す。大規模言語モデルと生成AI技術を基盤とし、AI技術の産業応用を促進することで、日本のAI分野における国際競争力の向上を図る。

■世界トップレベルの専門家が集結し、グローバルなAI人材・技術を日本へ

トランスエヌの創業チームは、中国、日本、米国で豊富な技術開発、起業、投資経験を有する2名の専門家で構成される。CEOである那小川は東京大学大学院情報理工学系研究科修了後、戦略コンサルティング、大手インターネット企業戦略立案とベンチャーキャピタルでの経験を積み、自動運転分野で2度の起業経験を有する。また、CTOの孫又晗はコロンビア大学コンピュータサイエンス学科を卒業後、MicrosoftやFacebookなどの世界的テクノロジー企業でAIエンジニアとしてのキャリアを積み、Pony.aiなどの自動運転企業でも重要な役割を担ってきた。両氏の国際的な経験が、トランスエヌに独自の視点とグローバルなビジョンをもたらしている。
また、首席技術顧問には、AI安全評価分野で国際的に高い評価を受ける東京大学の馬雷(マー・レイ)准教授が就任している。馬教授は、AIシステムの信頼性と安全性において世界的な権威であり、その研究成果はAI、ソフトウェア工学、自動運転、ロボティクス、HCI(人間とコンピュータの相互作用)など関連分野で100以上の国際的に評価の高いカンファレンスやジャーナルに掲載されている。
さらに、元三菱商事香港社長の河合耕作氏がビジネスアドバイザーを務め、チームメンバーには日本のメルカリやLark Japan(バイトダンス)出身のトップタレントが名を連ねている。この国際的な背景を活かし、日本市場に精通しつつ、世界中の優秀なAI人材と最先端のAI製品・技術を日本市場にもたらすことが可能である。

■国内大手商社へ戦略コンサルティングサービスを提供、AIソリューション開発も手掛ける

トランスエヌの事業は、経営・戦略コンサルティング、AIシステム開発、AI関連製品の代理販売など多岐にわたる。代表の那は創業前から、国内大手商社に対してスマートカー戦略、中国自動車OEM調査、投資業界調査など多くの戦略コンサルティングサービスを提供してきた。現在トランスエヌでは、高精度議事録作成ツールや契約書分析・審査ツールなど、企業向けに包括的なAIソリューションを開発しており、すでに、国内大手総合商社に対するサービス提供を開始している。
今回のプレシードラウンド資金を活用し、トランスエヌは技術開発と市場拡大をさらに加速させ、日本のAI業界をリードする存在を目指す。グローバルなベストプラクティスと革新的な技術を導入し、より多くの日本企業がAIトランスフォーメーションを実現し、市場競争力を高められるよう支援していく。

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