オンライン本人確認のLiquidと行政サービスのデジタル化実績を有するJAPANDXが、顔認証でデジタルデバイド解消につなげる自治体向けスーパーアプリの開発で協業
2024/9/10
~スマホを持たない人でも「行かない市役所」「書かない窓口」が利用しやすく~
Contents
■背景
JAPANDXは、「安全なデジタル社会をつくり、日本を前進させ続ける」をミッションに掲げる株式会社エルテスのDX推進を担う子会社として設立され、「デジタルを活用した人に優しい社会への変革」をテーマに掲げている。既に12自治体との包括連携協定締結の実績などを持ち、住民総合ポータルアプリ「DX-Pand」(デクスパンド)の導入などを通じて、デジタルを活用した行政と住民の双方向コミュニケーションの実現に向けた住民目線に立った自治体領域のDX化を推進している。
近年、自治体での行政サービスのデジタル化は住民ニーズ(利便性の向上)および職員ニーズ(人手不足解消や職場環境の改善)の両観点から重要性が増しており、全国の自治体で取り組みの検討や実装が進んでいる。その取り組みの一つに、自治体向けスーパーアプリの導入があり、「書かない窓口」や「行かない市役所」といった行政サービスのデジタル化が推進されている。「書かない窓口」や「行かない市役所」を実現する「DX-Pand」と、顔認証でスマホを所有せずともさまざまなサービスを“顔パス”で受付、利用できるようにする「PASS」を組み合わせることで、デジタル化の恩恵からこぼれやすい子どもや高齢者でも使える全世代型の自治体向けスーパーアプリの開発に至った。
■ 顔認証を活用した「誰一人取り残されない」自治体向けスーパーアプリについて
《スマホを持たない人でも利用できるアプリの登録、予約申請について》
①スマートフォンあり
自身のスマートフォンより登録
②スマートフォンなし(家族は所持)
スマホを持っている家族のアカウントに情報を紐づけることで登録可能
③世帯にスマートフォンなし、所持しているが不慣れ
公民館に認証端末と職員による代理登録・申請用のアプリをインストールした端末を設置し、誰でも登録できる仕組みを提供。移動困難者が多い地域では、MaaS等を活用した移動公民館等の導入も予定。代理登録・申請用のアプリは、非公開アプリとして職員端末に限定配布する想定。
《“顔”を本人確認書類や資格証の代わりにできるユースケースの適用例》
※1 ITR「ITR Market View:アイデンティティ・アクセス管理/個人認証型セキュリティ市場2024」eKYC市場:ベンダー別売上金額シェア(2019年度~2023年度予測)
※2 デジタル田園都市国家構想とは、「デジタル実装を通じて地方が抱える課題を解決し、誰一人取り残されずすべての人がデジタル化のメリットを享受できる心豊かな暮らしを実現する」構想。
(出典 内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/index.html)
※3 日本スタートアップ大賞とは、次世代のロールモデルとなるような、インパクトのある新事業を創出した起業家やスタートアップを表彰し称える制度。経済産業省、農林水産省、文部科学省、厚生労働省、国土交通省、総務省が広く募集をかけて、有識者等で構成される審査委員会において受賞者を決定。
(出典 経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2024/07/20240722003/20240722003.html)