生成AIによるディープフェイク対策を強化、本人確認での新たな不正手口に対応
2024/10/24
~累計5,000万件以上の本人確認実績をもとに開発する画像認識技術と、生成AI技術の知見で実現~
■背景:ディープフェイクによる新たな不正手口が出現
一方で、ディープフェイクを使った不正の手口は多様化している。これまでは、偽の画像や動画をスマホやディスプレイに投影するなどのアナログな手口が多く見られた。最近では、IT技術を駆使し偽の画像や動画をWebサイトやネイティブアプリに潜り込ませるデジタルな手口が発生している。Liquidはこれまでアナログな手口に対して、ユーザーが撮影した正面の顔画像のみから、追加動作は不要で、本人がリアルタイムに撮影したものかを確認するパッシブ判定機能※1を提供してきたが、デジタルな不正手口にも対応するため、今回の対策強化に至った。
※1「LIQUID eKYC」に顔認証時のなりすましを防止する新判定機能を搭載(パッシブ判定機能)
https://liquidinc.asia/2023-05-31/
■画像認識技術と生成AI技術の知見によるディープフェイク対策について
また、ELEMENTSグループでは、ファッションEC企業向け画像生成AIツール「SugeKae」を提供し、ECサイトで自然にみえる商品画像を生成するための開発を行うなど、生成AI技術も既に商品化・実用化しており、画像認識技術と同様、グループ全体の技術的な強みとなっている。これらの技術を背景に、昨今の生成AIによる不正手口の傾向を分析し、ディープフェイクを含む、デジタルでのなりすまし攻撃全般を判定する新機能を開発した。