パナソニックHD、「いいね」の判定だけで好みの画像にパーソナライズ可能な画像生成AI「Diffusion-KTO」を開発
2024/12/2
パナソニック R&D カンパニー オブ アメリカおよびパナソニック ホールディングス株式会社は、カリフォルニア大学などの研究者と共同で、ユーザーの「いいね」や「嫌い」といったバイナリフィードバックで生成モデルを調整し、ユーザーの目的や好みに合わせた画像を効率よく生成できる画像生成AI“Diffusion-KTO”を開発した。
AI開発において、AIの学習に必要なデータセットの作成は重要なプロセスであり、適用する現場に合わせた学習データを集め、アノテーションと呼ばれるデータに対してラベル付けを行う作業には時間とコストがかかり、AI開発の効率やスピードを低下させる要因となっている。パナソニック ホールディングスでは、これまで、アノテーション作業を自動化する技術(※)の開発に取り組んできた。今回の技術は、学習データの収集が困難な現場・製品に対しても、現場の特徴を反映した画像を生成できることから、AIの学習データ不足を解決するとともに、AI開発効率を向上させる技術である。パナソニック ホールディングスは、これらの技術を組み合わせることで、将来的にAI開発プロセス全体のコストを1/10にすることを目指している。
※[プレスリリース]パナソニックHDとFastLabel、アノテーションコストの大幅削減と高精度化を両立するAI開発効率向上に向けた協業を開始(2024年9月27日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn240927-1
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]パナソニックHD、「いいね」の判定だけで好みの画像にパーソナライズ可能な画像生成AI「Diffusion-KTO」を開発(2024年12月2日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn241202-3