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Grammarly(グラマリー)とは?使い方や危険性について料金プランとあわせて解説

Grammarly(グラマリー)は、AIによりすばやく英文を校正してくれる添削ツールです。文法・スペルミスの検出やより良い表現の提案などの機能があり、活用することで効率良く正確な英文を書けるようになります。本記事では、Grammarlyの使い方や危険性などについて解説します。
近年はグローバル化の進行によって、職場で英文メールを作成したり、英語でレポート・論文を書いたりする機会が増えてきました。しかし、自分で英文法やスペルのミスに気づくことは難しく、作成した英文のクオリティに自信がない人もいるでしょう。

そのような人におすすめのサービスとして、無料で使える英文校正ツール「Grammarly(グラマリー)」が挙げられます。本記事では、Grammarlyの機能や基本的な使い方、危険性などについて解説します。

Grammarly(グラマリー)とは?

Grammarly(グラマリー)は、英文の文法ミスやスペルミスなどを、AIによりWeb上で検出してくれるツールです。

冠詞のつけ忘れなどの指摘はもちろん、適切な表現の提案などを行ってくれる機能もあり、英語学習者やビジネスマンなどの間で使用されています。

英語が母国語でない人はもちろん、ネイティブにも支持されているツールであり、英文を書く機会のある人から重宝されるサービスです。

Grammarlyの主な機能

英文のライティング支援ツールとして多くの人が使用しているGrammarlyですが、具体的には以下のような機能があります。

・英文法の校正やスペルチェック
・英文をブラッシュアップするための表現提案
・英文の盗作防止

ここからは、それぞれの機能について解説します。

英文法の校正やスペルチェック

Grammarlyには、英文法や句読点の間違い・スペルミスなど、英文における誤りを検出してくれる機能があります。

冠詞や単数・複数形の使い分けに関するミスはもちろん、時制や構文の間違いなども自動で指摘してくれるため、自分では気づきにくいミスもカバーできます。

特に初歩的なミスを防止するのに効果的で、英語を勉強し始めたばかりの方や、文法・語彙などに関する知識が十分でない方でも英文を作成しやすくなります。

英文をブラッシュアップするための表現提案

スペルや文法ミスの校正だけではなく、英文をさらに洗練されたものにするための提案をしてくれるというのも、Grammarlyの機能の1つです。

より自然な言葉や語彙の提案、文章のトーン調整などをしてくれるため、ネイティブが書いたかのような英文を作成できるのが特徴です。
さらに、同義語・類義語を提案してくれる機能もあり、ボキャブラリーを強化したり表現の幅を広げたりと英語学習にも直結します。

英文の盗作防止

有料プランのみの機能ではあるものの、英文の盗作チェックを行える点もGrammarlyの特徴です。

テキストや文章をアップロードするだけで、何十億ものWebページやデータベースの中から、重複したコンテンツが含まれていないか検出してくれます。

引用が必要な箇所をハイライトで表示してくれる機能もあるので、出典を適切に記載する必要がある論文やレポートなどを書く際に活用できるでしょう。

Grammarlyの利用に向いている人の特徴

Grammarlyは、少しでも英文を作成する機会のある人にとっては使い勝手のいいサービスです。ここからはGrammarlyの具体的な活用方法とともに、利用に向いている人の特徴を紹介します。

仕事や学業などで日常的に英語を使用している人

仕事や学業などで日頃から英語を使用している人の場合、Grammarlyの活用によって効率良く作業を進められるようになります。

例えば、英文メールや英語のプレゼン資料などを作る必要のあるビジネスパーソンの中には、英語が苦手なために同僚やネイティブスピーカーなどにチェックしてもらいたい人もいるでしょう。

Grammarlyを使用すれば添削の手間が省けるため、確認してもらう時間や添削にかかるコストを削減できます。

また、英語のレポートや論文などを作成する学生にとっては、盗作チェック機能を使うことで著作権侵害の危険性を回避できる点も大きな魅力です。

盗作チェックは有料プランのみの機能にはなりますが、公に発表する文書を英文で作成する人にとっては、費用対効果の高いプランだといえるでしょう。

試験対策として英文法等に関連したスコアを伸ばしたい人

Grammarlyは、学業や仕事において英語を使う人だけでなく、英語試験等にてスコアを伸ばしたい人にもおすすめのサービスです。

文法や構文の間違いに対しての指摘を受けられるため英文法に関する知識が増え、TOEICのリーディングセクションなどにおけるスコアアップが期待できます。

また、英検やIELTSなど、試験内容にライティングが含まれているテストを受験する場合にも重宝します。

ライティングは通常独学ではスキルアップしにくい分野ですが、Grammarlyの指示や提案を参考にすることで、効率良くライティング力を向上させられるでしょう。

さらに、有料プランを使えば同義語や類義語の表示も可能なため、語彙力のアップにもつながります。

Grammarlyの料金プラン

Grammarlyの料金プランは、大きく以下の3つに分けられます。

・無料プラン
・プレミアムプラン
・ビジネスプラン

無料プランは会員登録するだけで無償にて利用できるものとなり、プレミアムプランとビジネスプランは有料のサービスとなります。

プレミアムプランは1ヶ月あたり30ドル(USD)からとなっていますが、年間契約にすることで1ヶ月あたり12ドル(USD)にて契約が可能です。

ビジネスプランは1ヶ月あたり15ドル(USD)で年間契約のみ、3人以上利用する場合に契約可能となっています。

プレミアムプランとビジネスプランは基本的な校正機能などは同じですが、ビジネスプランにはチームで使うことにより特化した機能が追加されています。

例えば、アカウントごとに権限を付与したり企業ごとに独自の表記スタイルを作成できたりするため、複数人や法人で使用する場合はビジネスプランを選ぶといいでしょう。

※料金は2022年12月現在のものとなります

無料プランと有料プランの違い

Grammarlyの無料プランは、基本的な文法・句読点などの誤りやスペルミスの検出が主な機能となりますが、有料プランではより高度な校正や便利なツールなどが使用可能となっています。

例えばトーンや語彙の選択、流暢さなど、より多くの項目で英文を確認できるようになるため、英文をブラッシュアップしたいと考える人には有料プランが適しているでしょう。

また、盗作チェックや見やすいフォーマットへの調整などの機能もあるため、論文や英文記事、会議資料などを作成する場合にも有料プランの機能が役立ちます。

Grammarlyの具体的な使い方

Grammarlyは英文を書く機会が多い人にとって有益なツールですが、公式ページが英語のみのため、使い方がよくわからない人もいるかもしれません。

そこでここからは、Grammarlyの具体的な使い方を3つの方法に分けて紹介していきます。

Webブラウザで使用する方法

ビジネスや論文・レポート作成などにおいて英文を書く人は、GrammarlyをWebブラウザで使う機会が多くなるでしょう。

まずはGrammarlyのメインページ(https://www.grammarly.com/)を開き、右上の「Log in」をクリック。アカウントを作成するとホーム画面へと移動します。
添削や校正したい文書がある場合は、「Upload」アイコンをクリックして文書ファイルを送信しましょう。アップロードが完了すると、編集画面へと切り替わります。
有料プランの場合は、上記の画像のように目指す文体を細かく設定できます。目標や読者層に合わせた提案を受けられるようになるので、設定しておくといいでしょう。
添削画面は、ひと目で改良が必要な部分がわかるような形になっています。
赤のラインが引かれたものはスペルや文法上の致命的なエラーで、青や緑のラインのものが文章をより良くするための提案です。
Grammarlyからの提案を受け入れる場合は、赤枠で囲った正しい表現をクリックするだけ。これで元の文章にも提案された表現が反映されるようになります。
また、有料プランの場合は画面右下の「Plagiarism」をクリックすることで盗作チェックも実施できます。オリジナルの文章を使用している画像の結果では、盗作疑惑率は9%と低い数字になっていました。

ここまでの作業のみで簡単に盗作チェックを行えます。

スマートフォン用のアプリで使用する方法

パソコンだけではなく、スマートフォン用のアプリを使って快適に使用できる点もGrammarlyの魅力の1つです。
アプリのホーム画面にはすでにアップロードした文書が表示されており、タップすることで編集画面へと移動します。
Webブラウザと同じようにワンタップで修正できるため、スマートフォンでの作業が多い場合でもスムーズに校正できるでしょう。
また、キーボードに「Grammarly Keyboard」を追加することで、スマートフォン上で打ち込むあらゆる英文をチェックできるようになります。スマートフォンで英文メールの送信やチャットをする機会が多い場合は、ダウンロードしておいて損はないでしょう。

拡張機能をインストールして使用する方法

Grammarlyは、拡張機能をインストールすることで普段使用するブラウザやWordなどのツール、TwitterなどのSNSでも使用できるようになります。

例えば、Google Chromeで使える拡張機能を追加しておけば、Googleドキュメントなどにてリアルタイムで英文の校正が可能です。
Grammarlyのメインページと同じように、ミスや提案などが一覧で表示されるようになります。
また、TwitterなどのSNSで英文を使う場合もすぐに指摘が入るため、ケアレスミスを防げる効果もあるでしょう。

わざわざGrammarlyにログインしなくても文章の校正やブラッシュアップができるようになるため、GoogleドキュメントなどのツールやSNSを使う機会が多い場合はインストールしておくことをおすすめします。

Grammarlyを使用する上での注意点

スピーディに英文における誤りを検出でき、Webブラウザやスマートフォンアプリでの使用など、さまざまな使い方ができるGrammarlyは基本的に便利なサービスではありますが、使用時には注意も必要です。

ここからは、Grammarlyを使用する上で注意したいポイントについて解説します。

無料版では機能が基本的な校正までに限られる

Grammarlyは無料登録するだけでも使用可能なサービスですが、無料プランの場合は機能やサービスが限定的なものとなってしまいます。

例えば、文章全体で見た場合の一貫性や流暢さの確認、リライトの提案・言い換え表現の提示などの機能はありません。

また盗作チェックや見やすいフォーマットへの提案などのオプションもないため、論文やプレゼン資料を作成する機会が多い場合は、少し物足りなく感じてしまうでしょう。

スペルミスや基本的な文法のチェックなどは行えるため日常で使う分には問題ありませんが、ビジネスやよりアカデミックなシーンなどで使う場合は、有料プランを検討することをおすすめします。

日本語のサポートが実装されていない

Grammarlyはネイティブにも支持されているツールということもあり、今のところ多言語展開がされていないサービスとなっています。

そのため、英語初心者には少しハードルが高く、使い方や機能などを理解するのに時間がかかってしまう場合もあるでしょう。

また、Grammarly上で表示されるフィードバックや提案もすべて英語のため、基礎的な英語力がないとサジェスト自体を理解できない可能性もあります。

使用感を確かめるためにもまずは無料プランを試してみて、自分に合っていると感じる場合は有料プランも検討するといいでしょう。

Grammarlyの危険性

Grammarlyは画期的なツールですが、海外のサービスということもあり危険性について気になっている人もいるでしょう。

Grammarlyの「Privacy Policy」には安全性に関する記載があり、顧客のデータを販売することはないことや、セキュリティ保護に努めていることなどが記載されています。

また、千葉大学の「News & Report」によると「平成30年の9月よりGrammarly有料プレミアム版の利用権を購入している」との記載があり、国内有名大学でも活用されているサービスだということがわかります。

ただし、インターネットのデータ通信を使用する以上、リスクがゼロになるとは言い切れません。あらゆるインターネット上のサービスには多かれ少なかれリスクがあることを理解し、自己責任のもと利用する必要があることを心がけておきましょう。

まとめ

スペルミスや冠詞のつけ忘れの指摘はもちろん、適切な表現の提案なども行ってくれる英文校正ツールGrammarly。

仕事や学業などで英文を作成する人や、英語試験のスコアを上げたい人などに適しており、活用することで英文の作成・学習にかかる時間やコストを削減できます。

Webブラウザはもちろんスマートフォンアプリなどにも対応しているため、シーンやライフスタイルにあわせて使用できるでしょう。

Grammarlyを活用し、英文メールやプレゼン資料、論文などを正確かつ効率良く作成しましょう。

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