Today's PICK UP

ネットショップ開業の基礎を紹介!ECサイトの作り方

ECサイト(Electronic Commerce Site)とは、インターネット上で商品やサービスを販売するWebサイトのことです。

・ネットショップ
・オンラインショップ
・ネット通販
・オンラインストア

言い方は違いますが、全て同じ意味合いです。

現代の小売業で、ネットショップは必要不可な販売ツールと言われています。そこで今回は「ECサイト(ネットショップ)」について紹介していきます。

ECサイトの構築、3つの方式について

インターネット上で商品を販売する「ネットショップ開業」は、ECサイトを構築することから始まります。ECサイト構築を代表する3つの方式、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ASP

ASP(Application Service Provider)は、アプリケーション・サービス・プロバイダーの略称です。

インターネットを介し提供されるソフトウェアやアプリケーションサービス、そして稼働環境を提供する事業者のことを言います。
例)Webメールサービスやクラウドサービス~財務管理システム・販売管理などのシステム開発環境

メリット
・低コスト:自社で大きなシステムを開発する必要がない分費用を抑えられ、サーバーなどのメンテナンス管理も提供事業者で行います。

・スピーディー:既存のテンプレートやデザインを選ぶことから始められるので、ネットショップをすぐに始められます。

・手軽さ:インターネットにつながる環境さえあれば、PCやモバイル端末からシステム操作が可能です。


デメリット
・カスタマイズ:一般向けの対応になっているため、独自のカスタイズには対応していません。

・ネット環境:クラウドにあるデータシステムをダウンロードして利用する仕組みになっているので、ネットワーク環境が必須です。

・セキュリティ:複数のユーザーがサーバーを利用すため、セキュリティ対策に信頼がおける提供事業者を選ばなくてはなりません。

オープンソース

オープンソースは、インターネット上でソースコードが無償で公開されているソフトウェアのことです。英語表記で「Open Source Software」OSSと略されます。
例)WordPressはホームページやブログに、企業から個人まで多く利用されています。

メリット
・無償:ECシステムを誰でも自由にダウンロードして始めることができます。

・オリジナルサイト:オープンソースを基盤とし、自由にカスタマイズすることが可能。プラグイン(機能拡張用に追加するプログラム)も提供されています。

デメリット
・自社負担:基本的に公式のサポートがないため、バグなどの不具合の対応や、サーバーの保守運用も自社の負担になります。

・プログラミング知識:ソースコードが基盤となっているだけなので、ある程度プログラミングに対する技術的な知識が必要です。

ECパッケージ

ECパッケージは、ECサイトを運営するために必要な基本機能を、ある程度開発しパッケージングした製品です。ECパッケージを自社のサーバーにインストールするだけで、ネットショップが開業できます。中~大企業向けの構築方式です。

メリット
・標準搭載:ECサイト運営に必要な基本機能がパッケージされています。

・柔軟なカスタマイズ:カスタマイズが前提とされ、さまざまなニーズに対応できるようになっています。

デメリット
・コスト:導入するための初期費用が高く、サーバー管理やメンテナンス費用も必要です。

・システム改修:年月とともにシステムが古くなり、導入後のバージョンアップに費用が発生します。

クラウドEC
同様のパッケージ方式でありますが、クラウド型のパッケージ「クラウドEC」です。クラウドを利用することから、最新のシステムが自動でアップデートされるいうメリットがあります。サーバーの用意が不要なので、サーバーダウンを防ぐことができます。

ECサイトの種類

ECサイトは小売業などのECサイトは、ビジネスを展開していく上でのプラットフォームとなっています。デジタル化により販売モデルが3つに分類できます。

B to B(Business to Business):企業間の取引

C to C(Customer to Customer):消費者間の取引
例)Yahoo! オークションやメルカリなどのフリマアプリ

B to C(Business to Customer):企業と消費者の取引
今回はこの「B to C」ECサイトの種類について見ていきましょう。

※(先述にあるECサイト構築の方式)
単店舗型:独自店舗の商品を販売するために構築するサイトの形式です。

オムニチャネル型ECサイトモール型ECサイト

オムニチャネル(Omni-Channel)とは、「Omni(全て)」と「Channel(チャネル)」を合わせた造語で、マーケティングの戦略形態の一つです。この場合チャネルは「顧客との接点」という意味になります。

オムニチャネルは、チャネルを統合管理し連携させることで顧客と接点を持つという考え方で、現代の販売戦略のカタチです。
この場合のチャネルは以下を指します。
・実店舗
・Webページ(ECサイトなど)
・カタログ、ポスター
・モバイル(スマホアプリなど)
・SNS
・コールセンター
・イベント

戦略メリット
複数のチャネルを統合することで、店舗での在庫切れ商品をECサイトでカバーでき、顧客へのタイムリーなサービスが提供できます。このように在庫などを一元管理することで、業務の効率化が図れます。

成功への4つのポイント
1. ロードマップの策定:目的や役割、スケジュールなどをロードマップ化します。

2. 社内の体制づくり:店舗・ネット販売・カスタマーサポート・ITという各部門を組織化します。

3. システム統合・データ連携:一元管理システム導入するためにデータを統合します。

4. 店舗用ハードウェア:ECサイトと店舗を連携するためには、本社システムとの連携や店舗のハードウェアを刷新する必要があります。

モール型ECサイト

モール型ECサイトとは、インターネット上のショッピングモールです。1つのドメインにさまざまな店舗が集結したECサイトです。
例)代表的なモールサイトとして楽天市場、Yahoo! ショッピング、amazonがあります。

メリット
出店しやすく、モールそのものに信頼があり集客につながり、サポートも受けやすくなっています。

デメリット
テナント料・ロイヤリティというコストが発生します。自店のブランディングが弱くなります。

グローバル・越境型ECサイト

越境型ECサイトは、インターネットを介して行う国際的ECサイトのことです。海外に向けて日本の商品を売ることを目的としています。

日本の商品は安心安全・高品質であると海外でも人気があり、越境型ECサイトは大きな市場が望め成長の傾向にあります。訪日外国人の帰国後、購入した日本の商品が気に入ったため、リピート購入したいという外国人が利用しています。

ECサイト構築の注意点

ECサイトは比較的始めやすいことから、画期的なビジネスツールの1つです。

ECサイト構築の注意点は、目的を明確に持ち、手順や費用など予め全体像を掴んでからのぞみましょう。準備段階で参考サイトを用意しておくと、デザインのイメージしやすくなります。

制作手順とポイント

1. コンセプト:
ECサイトのコンセプトを決めます。「どのようなサイトを作りたいか」「何がしたいのか」、ここからデザインや機能も検討していきます。
・TOPページ
・カテゴリーページ
・商品詳細テンプレート
・利用ガイドページ
・問い合わせページ
などのデザイン設計を行います。

2. 要求定義:
コンセプトをベースにサイト構築のプロットをイメージします。必要な機能をまとめていきます。使いやすく見やすいデザイン性を検討しましょう。スマホ対応は必須です。

3. ページデザイン・コーティング:
要件に合わせたデザインイメージを具象化します。デザイナーに外部委託する場合はイメージがぶれないよう打ち合わせましょう。
コーティング(ページ制作)作業に入ります。ページの階層順位を図にしておくとコーディングしやすくなります。一般的にはTOPページから始め下層ページに移ります。

4. 商品登録:
ECサイトにアップする商品画像や情報をアップロードしていきます。

5. その他設定、オープンテスト
配送方法や決済の設定、SEO(検索エンジン最適化)対策などを行い、最終的にオープンテスト実施しましょう。

制作準備と必要項目

コンテンツ
サイトに載せる内容を準備します。商品関連の情報や口コミなど、消費者に分かりやすく見やすい構成で、最終的に購入につなげるようし工夫しましょう。

商品写真・商品情報
商品を直接手に取って見ることができないので、素材感や大きさなどが分かりやすく鮮明な商品写真を用意しておきましょう。サイズなどの詳細な商品情報も忘れずに。

ドメイン・サーバー
サイト構築の方式によっては不要な場合もあるので、上記の「要件定義」の際に合わせて検討していきましょう。

制作期間と費用

ECサイトの期間と費用は、構築する手法やカスタマイズによってさまざまです。それぞれの期間と費用を比較してみましょう。

※(初)初期費用、(月)月額費用、(期)期間
1:ASP
(初)0~数10万円 (月)数万円 (期)短い サーバー不要

2:オープンソース
(初)数10万円~ (月)個人:数千円~、企業:数10万円~ (期)短~長カスタマイズによる サーバー必要
※自社で構築する場合はコストを抑えることが可能です。

3:ECパッケージ
(初)数100万円~ (月)数10万円 (期)長い サーバー必要

費用・期間ともにカスタマイズによって差がありますので、あくまで目安です。一般的な期間は3~4ヶ月かかると言われていますから、オープン日を想定し逆算して計画を立てていきましょう。



ECサイト運営を成功するために

ECサイトの運営を成功させるためには、作成するだけでは意味がありません。成功の秘訣は「集客」です。

1. アクセシビリティ(Accessibility)
利用者が使いやすく、必要としている情報を見やすく分かりやすいサイトを構築することです。そして提供者側にとっても、改善も含め改良しやすいサイトにしていきましょう。

2. セーフティ(Safety)
決済についての多様化により、クレジット情報や個人情報を安全に通信できる、SSL(Secure Sockets Layer)対策を実施しましょう。

3. モバイル(Mobile)
スマホが日常生活に密着する中、スマホからSNSや口コミサイトからネットショップに誘導・購買を完結することが実現できます。

自社の目的に合ったECサイトを構築し、集客を目指しましょう。

人気の記事

日経クロストレンド「トレンドマップ 2020夏」が発表 技術分野は「DX」が躍進

日経クロストレンド「トレンドマップ 2020夏」が発表 技術分野は「DX」が躍進

株式会社 日経BPは2020年9月3日、マーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「技術」「マーケティング」「消費」の潮流を見極める「トレンドマップ 2020夏」を発表した。本調査は18年夏、19年冬、19年夏、20年冬に続く5回目、新型コロナウイルスの影響が本格化した20年上半期のトレンド変化を踏まえた初の調査結果となる。