「地域系サービス・メディアカオスマップ2020年版」が公開

株式会社カヤックは、関係人口から移住・定住に関するサービス・メディアをまとめた「地域系サービス・メディアカオスマップ2020年度版」を公開した。

■「地域系サービス・メディアカオスマップ2020年度版」特徴3つ

1. 多拠点居住とワーケーションのサービスが拡大
2. 都市部の人と地方企業を繋げる複業人材マッチングサービスの台頭
3. 地域のオンラインイベント・サロンが増加
出典元:プレスリリース

■2020年に増えた地域系サービス・メディアの特徴

1.多拠点居住とワーケーションのサービスの拡大
2019年に急速に広がった流れを受けつつも、コロナ禍でさらに都市部から地域への動きが加速しているのが多拠点居住とワーケーションのサービス。これまでの多拠点居住やワーケーションでは、フリーランスや個人事業主といった人の利用がメインだったが、企業に所属する人の利用も活発化しはじめ、多様なニーズやケースが生まれた年と言える。

2. 都市部の人と地方企業を繋げる複業人材マッチングサービスの台頭
都市部にいながら「複業」として地域で働きたい人と地方企業を繋げる複業人材マッチングサービスが台頭してきたことも、2020年の特徴だ。理由は2つあると考えており、1つは以前から地域に興味のあった人が、リモートワークで仕事ができるようになったことで、都市部の住まい、勤め先といった軸足は変えずに仕事を通じて地域とつながりを持つことができるようになったこと。そしてもう1つは、「副業」や「複業」を解禁する企業が増えたためにパラレルキャリアとして「地域」での仕事をみつけようする流れがあり、このコロナ禍で顕在化しつつあるという。

3. 地域のオンラインイベント・サロンが増加
地域のオンラインサロンや地域で活躍できる人材を育てるスクールは以前からサービスがあったが、都市部から地域へと人を呼び込むことが難しいコロナ禍で、多くの地域がオンラインイベントやサロンを立ち上げている。

■2020年カオスマップの概要

本カオスマップでは、地域に関する「メディア」と「ユーザー参画型サービス」を分類し、そのメディアとサービスの保有するテーマから15のカテゴリーに分類している。次に、ふるさと納税、クラウドファンデイング、サロン、スクールなど、関係人口として捉えられるゆるやかな関わりのサービスやメディアをマップの左に、地域の人のマッチング、地域の仕事・暮らし体験など移住、定住をサポートするものをマップの右に置くことで、生活者と地域の関わりしろの深さがわかるように配置したとのことだ。

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