国土交通省、タクシーの「相乗りサービス」制度を導入

国土交通省は、配車アプリ等を通じて、目的地の近い旅客同士を運送開始前にマッチングし、タクシーに相乗りさせて運送するサービスを認める新たな制度を導入すると発表した。

■概要

タクシーの「相乗りサービス」とは、配車アプリ等を通じて、目的地の近い旅客同士を運送開始前にマッチングし、タクシーに相乗りさせて運送するサービスだ(運送開始後に不特定の旅客が乗車できるバスとは異なるタクシー独自の運送形態となる)。今回、利用者が安心してタクシーに相乗りし、割安にドアtoドアで移動できるよう、「相乗りサービス」について、運賃の按分等に関する一定のルールを定めた新たな制度を導入した。タクシー事業者にとっても、「相乗りサービス」を提供することで、利用者の利便性の向上を図り、新たなタクシー需要を喚起することが期待されるとのことだ。

■利用イメージ

制度上、相乗りする際の運賃は、原則として乗車距離に応じて按分することをルールとしている。

■その他

当面の間、マスク着用、旅客同士が隣り合わない座席指定など、必要な感染対策を実施して相乗りサービスを提供するようタクシー事業者に求める。また、実施状況を定期的にモニタリングし、バスとの整合性に留意しつつ、必要に応じて見直しを行うとのことだ。

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