デフラグワークス、地方自治体向けにマークシートとWebアンケートに対応した「ハイブリッドアンケートシステム」の提供を開始
2022/3/22
有限責任事業組合デフラグワークスは、地方自治体向けにマークシートとWebアンケートに対応したハイブリッドアンケートシステムの提供を開始したと発表した。アンケートの回答者が希望する方式を選択して回答することで、アンケートに回答する負担を低減させることが期待される。それぞれの方式から回収された結果は統合され、データ分析のダッシュボードによってデータの可視化が可能になる。
■背景
一方、政府や地方自治体など行政機関が実施するアンケート調査では幅広い年齢層を対象にした調査が多く、調査対象者の一部は情報機器やインターネットの利用が難しいケースも想定される。令和2年国勢調査でも42.3%が郵送で回答したように、幅広い年齢層から一定の回収率を確保するためには質問紙による調査も必要になる。
アンケートの回答について利便性と同時に幅広い年齢層からの一定の回収率を両立するためには、アンケートに複数の回答方法を提供して、利用者が回答しやすい方法を選択可能とすることが有効だと考えられるとのことだ。
■マークシート・Webアンケートのハイブリッドアンケートシステム
Mark2は有限責任事業組合デフラグワークスのメンバーが中心となって開発したマークシートシステムだ。マークシートには専用紙を利用するものがあるが、Mark2では普通紙を利用するため一般的なプリンターやスキャナーを利用することが可能だ。
(2) Webアンケートシステム
Webアンケートシステムはスマートフォン、タブレット端末、パソコンのそれぞれから利用可能だ。複数回の回答を制限する機能やマークシートとの重複回答を検出する機能を搭載している。
(3) 既存のWebアンケートシステムの利用
既存のWebアンケートシステムを運用している場合、データ変換の処理をすることでシステムと連携することが可能だ。マークシートとの重複回答を検出できるか等は既存のWebアンケートシステムが搭載する機能による。
(4) データ分析ダッシュボード
それぞれの方式から回収されたアンケートデータを統合して、データ分析のダッシュボードでデータを可視化することができる。簡単な操作でデータ分析の結果を表示することが可能だ。また、住民向けにダッシュボードをインターネットで公開することもできる。