「スペースシェアリングサービス カオスマップ2022年版」が公開

モノオク株式会社は、空きスペースを活用したスペースシェアリングサービスをまとめた「スペースシェアリングサービス カオスマップ2022年版」を公開したと発表した。

■スペースシェアリングサービス カオスマップ2022年版の考察

・各分野でスペースシェアリングサービスは新しい参入があり、撤退はほぼ見られなかった。
多くの消費者にシェアリングエコノミーへの認知が増えていることで引き続き新しいサービスが生まれていると想定されるという。株式会社情報通信総合研究所のシェアリングエコノミー関連調査 2021年度調査結果によると2025年のスペースシェアリングサービスの市場規模は現在の3564億円から8292億円になると見込まれておりまだまだ成長の見込みが期待されるとのことだ。

・ウィズコロナによる生活様式の変化の影響に対応するゴーストレストランの増加
まん延防止措置、緊急事態宣言が解除されても、引き続き消費者はウィズコロナの中で生活することを余儀なくされ自宅時間が長くなっている。そのような生活が普通になる中でフードデリバリーの利用が増えており、それに伴ってゴーストキッチンサービスが増加している。基本的にゴーストキッチンサービスは初期コスト・ランニングコストが実店舗を経営することよりも安く行えるためゴーストキッチンの出店希望は増加傾向であり、そうした消費者と出店者の動向が相まってゴーストキッチンが増加していると考えられるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■スペースシェアリングサービス カオスマップ2022年版作成の背景

スペースシェアリングサービスはインターネット上だけで完結するものではないため、ある程度、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたと見られる。しかし実際にはレンタルスペースなどはテレワークスペースでの利用など新しい需要が生まれたことで前年よりも利用は増加しているとのことだ。ウィズコロナの中での働き方やライフスタイルも変わりつつあり、前年と同様にテレワークのためのシェアオフィスの数やその利用者数は増加している。

ウィズコロナが当たり前になり得ることで、スペースシェアリングサービスは生活様式の変化、動向とともに柔軟に多様化し絶えず変化していくと同社は考えている。この経済的にも不安定な情勢の中、店舗やテナント、自宅の空きスペースを空き時間に効率よく有効活用していくことの重要性は更に高まっていくと考えているという。余ったリソースをシェアすることで収入を得ることができるスペースシェアリングサービスの需要とサービスの内容を俯瞰して考えるべく、「スペースシェアリングサービス カオスマップ2022年版」を作成したとのことだ。

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