化学バーティカルSaaS企業Sotas プレシリーズAラウンド1stクローズで総額3.4億円の資金調達を実施

“地球に長生きしてもらう”をPurposeに掲げ、循環型社会の実現に向けて「Sotas工程管理」・「Sotasデータベース」・「Sotas化学調査」を開発・提供するSotas株式会社は、プレシリーズAラウンドによる第三者割当増資を行い、既存投資家のフォローオン投資に加え、新たにALL STAR SAAS FUND、三菱UFJキャピタル9号投資事業有限責任組合を引受先として、約3.4億円の資金調達を実施した。
これにより、金融機関からの借入を含む累計調達額は4.8億円となった。

資金調達の背景と目的

従来のGHG排出量算定は、売上高や取引高と業種平均の排出係数を基にした推計値である「二次データ」を用いて算定されていた。一方、2024年3月に環境省が一次データも活用した温室効果ガス排出量の算定ガイドラインを公表するという発表もあり、環境対応意識の高い企業での機運が高まってきている。

他方、GXを力強く推進するには、まずはデジタル化をサプライチェーン全体で定着化させることが不可避である。

Sotas株式会社は、今回調達した資金を元に、「Sotas工程管理」「Sotasデータベース」「Sotas化学調査」の機能アップデートにとどまらず、データ基盤の拡充を行い、全体最適に向けたアプローチも開始するとしている。
素材のプラットフォームを目指し、化学産業におけるコンパウンドスタートアップとして事業を大きく推進している。

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