デジタルアダプションプラットフォーム「テックタッチ」、LGWAN(総合行政ネットワーク)に対応

「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社は、LGWAN(総合行政ネットワーク)へ対応した「テックタッチ for LGWAN」をリリースする。これにより、全国の地方公共団体がLGWANセグメントに構築・運用する内部事務システムの利便性を向上し、内部事務業務の効率化・高度化の実現を強力に支援する。

■LGWANへの対応背景

地方公共団体におけるDX推進は、デジタル庁が掲げる重点計画(※1)にも盛り込まれる等、喫緊の課題となっている。一方で、一般社団法人自治体DX推進協議会が発表した調査(※2)によると、多くの地方公共団体によるDX推進に対する自己評価は「デジタル技術の導入や活用/職員のデジタルスキル向上/組織内の情報共有と協力体制/住民向けデジタルサービスの提供/DX推進に関する予算やリソースの確保」の5項目全てにおいて、半数以上が「不十分」と評価しており、DX推進に対する課題感が大きいことが伺える。特に「職員のデジタルスキル向上」の自己評価が最も低く、「職員のデジタルスキル向上」はDXの推進に最も重要と考えられている項目でもある。

しかし、人材教育は一朝一夕に実現するものではなく、上述の調査結果は地方公共団体における理想と現実のギャップを表すものと考えている。そこで、当社は地方公共団体職員向けの内部事務システムが構築・運用されているLGWAN(総合行政ネットワーク)に対応することにより、新規構築システムはもとより、既存システムについても「テックタッチ」を実装することで、更改を行わずともシステムの操作性を劇的に向上させ、理想と現実のギャップの解消に貢献できると考えている。

■ノーコードのガイド・ナビゲーションツール「テックタッチ」について

Webシステム画面上にシステム改修を伴うことなく独自のガイド・ナビゲーションを作成・表示するSaaS「テックタッチ」を2019年より提供している。様々な業務システムの利用時につまずきやすい部分に、あらかじめリアルタイムに表示されるガイド・ナビゲーションを設定することで、「職員のデジタルスキル向上」を待たずとも、誰でもシステムを使いこなせる環境を整備し、職員のシステム利用にまつわる時間・ストレスの削減、問合せ削減、差戻し削減、入力データの精度向上等を実現している。 企業のDX推進を支えるサービスとして、ユーザー数は400万人(※3)を突破している。

また、公共団体の内部事務システムでは、農林水産省の庶務事務システム、横浜市のタレントマネジメントシステムに導入されており、先行的に利用が開始されている。

「テックタッチfor LGWAN」のリリースにより、より多くの地方公共団体におけるDX推進を強力に支援していくとのこと。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
※1:「デジタル社会社会の実現に向けた重点計画」(デジタル庁:2023年6月公表)
※2:「第一回自治体DX意識・実態調査」(一般社団法人自治体DX推進協議会:2023年12月公表)
※3:2024年3月時点。自社調べ

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