字幕制作ソフト国内シェアNo.1のカンバス、音声ガイド台本ソフト「ディスクラ」を新発売
2024/6/7
日本における字幕制作ソフトのトップシェアを占める株式会社カンバスは、この度、新しく開発した音声ガイド台本ソフト「ディスクラ」を2024年6月6日に発売した。
音声ガイドの台本を執筆する専門職であるディスクライバーはもちろん、企業や自治体で業務の一環として動画制作に携わっている方にもおすすめ。
ディスクラの公式HPはこちら
https://canvass.co.jp/descra/
■ 音声ガイド台本ソフト開発の背景 〜法改正で「映像のバリアフリー化」が必須に〜
”合理的配慮”は多様な範囲に及ぶが、映像コンテンツの分野では、字幕表示のほか音声ガイドによるサポートも付与された「映像のバリアフリー化」が喫緊の課題となっている。長年に渡り字幕制作に携わってきたカンバス社は、今後ますます必要とされる音声ガイドの制作をサポートすることで「映像のバリアフリー化」に寄与したいと考え、この度の新ソフト開発に至った。
■新ソフト「ディスクラ」とは
・スタジオ収録用の音声ガイド台本をExcelファイル形式でエクスポート
・収録した音声ガイドのデータを読み込み、本編映像とガイド音声とを同時再生
・AI音声による音声ガイド制作をサポート
ディスクラ上では映像の再生と台本の入力をリンクして行うことが可能だ。ディスクラに映像を取り込むとセリフ等の音声が波形として表示され、波形のない部分が音声ガイドを入れる目安となる。音声ガイドを入れたい部分を選択すると、自動的に台本にタイムコードが反映されるため、タイムコードを自ら入力する必要はない。
また、音声ガイドのwavファイルを読み込み、映像と音声の同時再生によるプレビューを実現するほか、スタジオ収録用の台本をExcelファイル形式でエクスポートすることができる。
ディスクラから出力したデータを音声合成ソフト※1 に読み込ませ、AI音声による音声ガイドのデータを作成したのち、そのデータをディスクラに読み込ませることで即座にAI音声ガイド付きの映像を再生できる。ナレーターのキャスティングやスタジオ収録を省略することも可能だ。
こうした機能は音声ガイド台本の制作だけでなく、AI音声を活用したナレーション制作やボイスオーバー制作等にも役立つ。
また、「映像のバリアフリー化」対応に取り組む企業や自治体の方々にとっても、簡単にAI音声を活用できるツールとして利用可能だ。
※2:SSTG1シリーズ個人ユーザー様向け特別価格がある。
※3:初回ライセンス終了後はチケット購入が必要だ。
※4:Arm版 Windows / Macでの動作保証はしていない。