ユニウェブ、生成AIを活用した「ふりがな」機能をリリース

株式会社Kivaは、ウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」に、生成AIを活用した「ふりがな」機能をリリースした。

■リリース背景

2024年4月1日より改正された障害者差別解消法により、これまで行政機関等は義務、事業者は努力義務とされていた合理的配慮の提供が、事業者にも義務化されることになった。企業やブランドのイメージ向上だけでなく、SDGs・ESGにも関係していることからアクセシビリティ対応をする企業が増えており、ユニウェブを導入しているサイト数は150を超えている。

アクセシビリティ対応により、コントラスト変更や音声読み上げ機能などでサイト上の情報を理解しやすい環境になっているが、よりスムーズに情報を取得でき利用しやすい環境を目指すため、読み方の分からない漢字に対して、その読み方を理解できるよう生成AIを活用した「ふりがな」機能をリリースすることにした。

これまでサイトから情報を取得することが難しかった人が正しい情報を理解できる状態にするべく、今後もサービス開発に邁進していく。
ユニウェブ:https://hellouniweb.com

■生成AIによる「ふりがな」機能について

アクセシビリティメニューから「ふりがな」を選択し、読み方の分からない漢字を選択すると、即座に漢字の読みを示す機能である。
1. 右下にあるアイコンを選択。
出典元:プレスリリース
2. アイコンを選択すると、アクセシビリティメニューが表示される。アクセシビリティメニューの最下部に表示されている「ふりがな」アイコンをクリックする。
出典元:プレスリリース
3. 読み方の分からない漢字をカーソルで選択すると、即座に漢字の読みが表示される。
すでにユニウェブを利用している企業においては、特別な操作や設定などは必要なく「ふりがな」機能を利用できる。
出典元:プレスリリース

■ウェブアクセシビリティとは

「高齢者や障害者など心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できること」を意味しており、障害者・高齢者のためだけの特別な対応ではなく、誰しも障害者と同様の状況になり得る。

- 一時的な怪我、病気(交通事故でギブスをはめて腕が使えない、目の病気で眼帯を付けていて目が見えない等)
- 加齢による変化
- 加齢による視力低下(老眼、水晶体の変化(黄色がかって見える、暗く見える、ぼやけて見える)等)
- 中高年に多い目の病気(白内障、緑内障等)
 - ※70代後半の約半数が黄変化を伴う白内障
- 加齢による聴力低下
- 外国人旅行者(日本語を理解できない外国人が、旅行中に震災にあった場合に、避難情報等を得られるか)

参考文献:総務省 公的機関に求められるホームページ等のアクセシビリティ対応
https://www.soumu.go.jp/main_content/000543284.pdf

■ユニウェブについて

出典元:プレスリリース
ユニウェブは、すべてのウェブサービスにコード一行を追加するだけで「導入当日」にウェブアクセシビリティ機能をサポートする。
すべての人に平等なウェブサイト・サービスを目指すために、視覚に障害がある人、怪我をして一時的に手が使えなくなった人など、様々な状況にいる利用者が音声読み上げやコントラスト変更などの多様な使い方を通じて、正しい情報を理解できる状態にしたいと考えている。

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