Mati-wabi®とは、「ファンイベントの待ち侘びる時間を価値に変える」ことをコンセプトに、MeTownが独自開発のブロックチェーン関連技術(特許出願中)を活用し開発したアプリで、株式会社東京ドームが2023年12月19日に開催したブロックチェーンをテーマにしたビジネスイベント「enXross AWARD(エンクロス・アワード)」にて最優秀賞を受賞したプロダクトである。
ファンはMati-wabi®にアカウント登録の上、イベント主催者がMati-wabi®上に用意した専用のルームに参加すると、参加した時点から待ち時間がカウントされ、一定の比率でポイントとして蓄積される。蓄積されたポイントは、イベント終了後に、イベントに関する特別なリワードと交換することができる。待ち侘びる時間に応じてポイントが蓄積されるが、「応援ミッション(SNSでの拡散協力やデジタルグッズ購入など)」を実施するとポイントの蓄積効率が高まる仕掛けも用意されている。
各リワードはNFT形式(Non Fungible Token。ブロックチェーンに記録された代替不可能なデジタルデータ)となっており、イベント開催までを待ち侘びたことの記念となる特別なデジタル証明書として保有することも可能である。
実証実験は、2024年6月23日に開催されたアイスリボン後楽園ホール大会「雨のち、リボン2024」の来場者を対象に、イベント主催者である有限会社ネオプラス(所在地:神奈川県横須賀市、代表取締役:佐藤 肇)の協力のもと実施された。
実証実験の結果、開始日からイベント当日までの20日間で100名を超えるファンに参加いただき、イベントの事前期間においてファンによるミッションが約1000件実施されるなど、Mati-wabi®アプリがイベントの熱量最大化に貢献できることを確認した。
イベント名:アイスリボン後楽園ホール大会「雨のち、リボン2024」
イベント概要:女子プロレス団体「アイスリボン」に所属するプロレスラーたちによる試合興行
実証期間:20日
参加者:101名
応援ミッション:約1000件(ファンによるSNS拡散や応援デジタルグッズの購入など)
SNSサービスの「X」では、応援ミッションの一つである「#matiwabi をつけた投稿」が20日間で248件実施され、以下に列挙するようなポジティブな感想が上がった。
・「待ちわび続けたこの日が遂に #matiwabi」
・「待って待ち尽くして待ち侘び中 #matiwabi」
・「今日も首を長〜くして待ち侘びる #matiwabi」
・「1番の待ち侘びは、トライアングル防衛戦! #matiwabi」