株式会社ハッチ・ワークは、月極駐車場に新たな価値を生み出す取り組みとして、カーシェアリングを運営する事業者の拠点開発を支援しており、このたび累計実績が400カ所を突破した。なお、2025年末までに1,000カ所の開発支援を目指す。
2023年3月に三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した「カーシェアリングの動向整理」によると、国土交通省はカーシェアリングを新型輸送サービスの一つとして位置づけており、「地球温暖化対策計画」の目標達成に向けた国の施策としてカーシェアリングの普及啓発を掲げ、対策評価指針に実施率を設定している。この背景を受けて、カーシェアリング事業者各社は拠点開発に力を入れている。拠点が増えることで利用者の認知が広がり、希望の時間帯に予約ができない利用者に対して代替の選択肢を提示できる。
一方、月極駐車場の管理会社の最も重要な課題の一つは、稼働率の向上である。一定期間、利用希望がない月極駐車場は他の活用を検討している。ハッチ・ワークは、管理会社向け月極駐車場オンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」を運営しており、全国の月極駐車場情報を豊富に保有している。満車/空車のリアルタイムな状況を把握し、導入する管理会社に最適解を提示している。空車が続く月極駐車場における活用の選択肢の一つとして、カーシェアリング事業者との引き合わせを行い、拠点開発を支援している。
またハッチ・ワークは、点在する月極駐車場のネットワークを構築し、多様なモビリティサービスのハブとして、気軽に利用できる「ファーストワンマイルステーション構想」を提唱している。カーシェアリング拠点開発支援は、この構想の実現に向けた重要なファクターの一つと位置づけている。
ハッチ・ワークは今後も社会課題の解決と月極駐車場の新しい価値創出に向け、カーシェアリング事業者の拠点開発、ならびに管理会社の支援に取り組み、2025年末までに1,000カ所の開発支援を目指す。
ハッチ・ワークが提唱する「ファーストワンマイルステーション構想」は、少子高齢化などの社会課題が叫ばれる中、周辺住民や来訪者の利便性向上を目指し、生活に隣接するエリア<=ファーストワンマイル>にある月極駐車場を再定義することで、駐車場としての利用はもとより、各種モビリティサービスの拠点<ステーション>となりえるネットワークの構築を目指している。モビリティを活用したさまざまなサービスプロバイダが集まることで、月極駐車場はより豊かな社会の実現を支えることができると考えている。
アットパーキングクラウドは、月極駐車場の管理業務を最大95%まで削減し、高い集客力で稼働率を向上させる不動産会社向けの月極駐車場オンライン管理支援サービスである。月極駐車場検索サイト「アットパーキング」や大手不動産情報サイト「アットホーム」「LIFULL HOME'S」に同時掲載することで、露出を増やし稼働率を大幅にアップする。また、オンライン契約システムや空き待ち予約サービスで業務を自動化し、同時にユーザーの利便性も向上させる。さらに100%立替払いの滞納保証サービスで滞納督促の業務がなくなり、電話問い合わせの代行も可能なトータルソリューションである。
アットパーキングクラウド:
https://www.at-parking.jp/business