オンライン・クローゼットのプラットフォーム「XZ(クローゼット)」の株式会社STANDING OVATIONが株式会社インフォマティクスと【生成AI】を活用した【バーチャル試着】の共同研究を開始

株式会社STANDING OVATIONと株式会社インフォマティクスは、両社が持つ【生成AI】ノウハウを活用した【バーチャル試着】技術に関する共同研究を開始した。

■共同研究の背景と目的

STANDING OVATIONでは、利用ユーザーのクローゼット情報(持っている服)を可視化できるオンライン・クローゼットのプラットフォーム「XZ(クローゼット)」と「XZ-biz(クローゼットビズ)」を提供してきた。これまでも、AIによるコーディネート提案機能や画像からアイテムを判定する機能など、AIや深層学習(ディープラーニング)を活用した機能の開発に注力してきた。最近では、AIや機械学習に対するニーズが急速に高まり、画像生成技術も広く普及している。そのため、よりリアルな着用イメージを提供するための新しい技術開発に取り組みたいと考えていた。同様に、AIや機械学習に対するニーズの高まりを受け、クライアントの課題・要望に応えていくことを目的として機械学習専門チームを立ち上げ研究を進めているインフォマティクス社と共に、生成AI関連の市場拡大における需要の開拓および促進に向けた共同研究を行うことになった。
 <バーチャル試着技術のイメージ図>

<バーチャル試着技術のイメージ図>

出典元:プレスリリース

■共同研究内容について

本共同研究では、インフォマティクス社が持つ生成AIノウハウを活用して、STANDING OVATIONが提供するオンライン・クローゼットのプラットフォーム「XZ」(BtoCアプリ)と「XZ-biz」(BtoBサービス)上での、共同開発によるバーチャル試着技術のサービス化を目指す。利用ユーザーは、実際に試着することなく、オンライン上で自分の「持っている服」や「気になる商品」から自分に似合うコーディネートを確認することができるほか、ゼロショットオブジェクトレベルの画像カスタマイズを可能にしており、特定のトレーニングデータに依存せずに多様な服装をリアルに再現することができる。利用ユーザーにとっては購入前に「気になる新品の商品」を自分の「持っている服」と組み合わせてみて自分に合うかどうかを確認することができ、またアパレル企業などのEC事業者にとっては返品や交換のリスクの減少と購入率の向上に貢献できる技術となる。

■両社の役割

- STANDING OVATION:自社サービスに対する新たな機械学習(深層学習・ディープラーニング)を活用した企画・開発・運用
- インフォマティクス:生成AIノウハウの提供、新たな機械学習(深層学習)モデルの研究

■今後の展開

両社は本共同研究により得られた知見をもとに、「XZ」および「XZ-biz」におけるユーザー体験や利便性の向上を目指す。

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