冠婚・葬祭・互助会を柱とした総合結婚式場・葬斎センター・多目的ホールを展開するアルファクラブ武蔵野株式会社は、VR事業を手掛ける株式会社HIKKYと共同で開発を進める、メタバース空間での供養を可能にしたメタバース霊園「風の霊」のサービスを2024年9月11日(水)より開始する。2023年1月の開発開始以来、日本のみならず海外からも注目されているメタバース霊園「風の霊」。サービス開始により、いつ・どこからでも故人を想い弔う時間の創出が可能になる。
メタバース空間にある霊園に、パソコンやスマートフォンを介してアクセスし、自身のアバターを使って故人の供養に参列することができるサービスである。霊園内に作成したマイルームには、故人の思い出の写真や動画を飾ることができ、弔問客同士での会話も可能である。核家族化や葬儀の小規模化により「葬儀に参列することが叶わない」「お墓参りに行けない」という方も、メタバース霊園「風の霊」であれば、いつ・どこからでも供養に参列することが可能である。リアルでの葬儀を終えた後、後日お別れの会や年忌法要、お墓参りの場として利用することを想定している。その他、終活やペットの供養にも使用できる。
公式サイトより「マイルームを作る」を選択し、必要事項を入力してマイルームを作成することで、メタバース霊園「風の霊」へのアクセスが可能になる。家族や友人をマイルームに招待することもできる。
アバターは全部で6種類あり、好きなアバターで霊園内を自由に移動できる。霊園内の風景は季節ごとに変化する。エントランスから自身が作成した、あるいは招待されたマイルームに入ることができ、マイルームには故人との思い出の写真や動画を飾り、それを眺めながら弔問客同士でチャットや音声での会話を楽しむことができる。
今後もメタバース霊園内に設置するお墓など新サービスを順次追加予定である。将来的には、故人の写真を3D化し、人格形成をAIに学習させ、声を合成音声化させることで、チャット型生成AIによって故人との会話を可能にするサービスも開発を予定している。登録・使用料は無料であるが、今後開発予定の一部サービスは有料での提供を想定している。