Offers、「2024年度版 デジタル人材採用に関わるシステム・ツールカオスマップ」を公開 〜採用チャネルの多様化と戦略的な人材獲得手法の確立へ〜
2024/12/18
株式会社overflowが運営する「Offers」にて、「2024年度版 デジタル人材採用に関わるシステム・ツールカオスマップ」を公開した。
Contents
https://hr-lab.offers.jp/articles/2024-it-engineer-recruiting-systems-tools/
■総括
- 求める人物像と技術スタックの明確化
- 対象人材が活動する媒体・コミュニティの選定
- 技術力とカルチャーフィットを確認する選考設計
- 事業成長に寄与する即戦力人材の獲得
この1年間で、企業の採用活動は大きく変化した。長期的な組織成長と費用対効果を重視する企業が目立つようになり、テックブログやイベントを通じた技術発信力の強化に注力する動きも活発化している。また、候補者のキャリアビジョンに寄り添った採用活動を展開する事例も数多く観察されるなど、より戦略的な採用アプローチが定着しつつある。
■カオスマップサマリ
企業や事業について、どのような技術をどのようなレベル感で活用しているかという働くイメージを伝えることの重要性が増している。テックブログやイベントを通じた技術発信、SNSを活用したコミュニケーションの活発化が見られる。特にXを中心としたSNSでは、技術スタックの発信やエンジニアとの直接的なコミュニケーションが活発化している。また、各種テックイベントやカンファレンスを通じた技術コミュニティの形成も、採用における重要な接点となっている。
2. 候補者発掘
各媒体の特性や対象とする人材層の違いが明確になってきた。特にアルムナイ採用やリファラル採用といった新たなチャネルが注目を集める一方で、副業から正社員への転換を見据えた「副業転職(※)」という採用手法も確立されつつある。この手法は、双方のカルチャーフィットやスキルセットを十分に確認できる点で、より確実性の高い採用を実現している。また、フリーランスエージェントの増加も顕著で、企業は自社が求める人材の活動場所を見極め、適切なチャネルを選択する必要がある。
※1 副業転職の活用事例
株式会社GEOTRA(三井物産・KDDI合弁会社)が実践する、副業から正社員採用への段階的なアプローチについて、代表自らが語るインタビューを公開している。エンジニア組織の内製化における課題解決や、正社員転換の要件設定など、実践的な知見をご覧いただける。
https://offers.jp/cases/yn4x2x8dle
3. 選考
2023年以前と比較して、リファレンスチェックツールの導入や技術スキル評価の自動化・コーディングテストツールの普及が進み、適性検査も多様化している。特にスタートアップ企業においても、選考スピードよりも採用の確実性を重視する傾向が強まっており、より精緻な人材評価が標準となっている。
4. 採用・管理
選考フローの複雑化に伴い、ATSの高度化・多機能化が進展。採用データの可視化・分析機能が強化され、自動化ツールとタレントプールの連携など、統合的な候補者管理が実現している。2025年に向けては、これらのツールや機能を効果的に組み合わせ、長期的な組織成長と費用対効果を見据えた戦略的な意思決定が、これまで以上に重要となるだろう。
■サービス選択のポイント
- 採用したい人物像の明確化と技術要件の定義
- 対象人材が活動する媒体・コミュニティの特定
- 技術力・適性を正確に判断できる選考フローの設計
- 採用予算や工数との最適なバランス
この1年間で、事業成長のフェーズや費用対効果を踏まえた戦略的な採用判断を行う企業が着実に増加しており、2025年に向けてもこの傾向はさらに強まることが予想される。
■カオスマップ詳細は下記よりご覧ください。
https://hr-lab.offers.jp/articles/2024-it-engineer-recruiting-systems-tools/