「多言語対応AIコンシェルジュ」秋葉原ガイドのサービス実証を開始

生成AI、翻訳AI、AIアバターにより24時間・自動応答・21言語で観光客をサポート

株式会社IP DREAMは、2025年1月6日から生成AIと翻訳AIを用いた「多言語対応AIコンシェルジュ」秋葉原 観光・防災ガイドの実証サービスを提供開始する。本サービスでは、東京・秋葉原に来訪する国内・インバウンド観光客向けに、21言語に対応するAIアバターが自然な会話で秋葉原を案内する。観光客はQRコードを読み取るだけでサービスを利用できる。事前登録なし、アプリダウンロードなし、ID・パスワードなし、ブラウザだけで利用可能だ。このサービスは、令和6年度 東京データプラットフォーム ケーススタディ事業として採択された「多言語対応AIコンシェルジュ」プロジェクトの実証として提供する。AI技術を用いて、地域データを効率的に収集・自動学習する仕組み、自然言語・多言語で自動応答する仕組み、平常時の観光ガイド・被災時の防災ガイドの信頼性を高める仕組みを実装・検証し、持続可能な地域情報サービスの実用化を目指す。

■プロジェクト推進体制

メンバー 主な役割
株式会社IP DREAM 実証とりまとめ、AIプラットフォーム提供
株式会社日立製作所 地域データ(店舗・観光)の自動収集、対話データの分析
株式会社ナイトレイ SNS投稿データの活用
千代田区 秋葉原ガイドの企画協力、公共データ(防災等)の活用
秋葉原タウンマネジメント株式会社 秋葉原ガイドの企画協力、店舗データの活用
Akiba.TV株式会社 秋葉原ガイドの企画協力、観光データの活用
株式会社エム・データ TV番組で紹介された秋葉原に関連するTVメタデータの活用
株式会社データ・アート AIアバターの共同開発、生成AIの感情表現
2024年10月に、東京データプラットフォーム会員限定でプロトタイプ・サービスの体験評価を実施しており、会員企業様の評価結果を反映したサービスとしている。

■多言語対応AIコンシェルジュについて

出典元:プレスリリース
このサービスには、生成AIと翻訳AIを組み合わせた多言語対応AIコンシェルジュプラットフォーム「VoiceOn® LLM」を組み込んでいる。ユーザーがQRコードを読み取ってブラウザを開くと、言語を自動認識して21か国語のいずれかでAIアバターと会話を始められる。会話は音声による自然言語で行われる。AIアバターは、学習データを参照して、質問の意図に適した返答をする。インターネットにあふれる不確かな情報ではなく、観光・防災の観点で地域関係者から収集した信頼性の高いデータを参照することで、不慣れな場所に来た観光客に有益な情報を提供する。学習データは、すべて日本語で作られた地域データであり、Web、SNS、オープンデータなどから収集し、タグ編集などの加工作業を行うことなくAIが学習している。地域情報サービスを維持していくためには、地域データ収集・登録が不可欠であり、インバウンド向けの翻訳作業や、情報サービス用のデータ編集を必要としないデータ整備のあり方を実証する。

■サービスの概要(実証)

期間:2025年1月6日~1月31日(一般公開)
2025年1月6日~2月28日(東京データプラットフォーム会員限定)
場所:秋葉原エリアでQRコードを掲載した案内を配布(歩行者天国など)
秋葉原エリア外でも利用可能
利用可能時間:24時間・無料
本AIは信頼性が高い情報を参照しており、多くの場合正確に回答するが、時には事実に基づかない情報を含むことがある。行動に関する決定は、自身の判断で行うようにお願いする。

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