オンラインで授与可能な「ブロックチェーン卒業証明書」を無償提供 新型コロナウイルスの影響により、卒業証書授与式の開催が困難だった教育機関へ

LasTrust株式会社は、新型コロナウイルスの影響により、卒業証書授与式の開催が困難だった教育機関へ、オンラインで授与可能なブロックチェーン卒業証明書を無償で提供する。

■非接触での公的証明書授与を可能にするブロックチェーン卒業証明書

LasTrust社が発行するブロックチェーン証明書は、オンラインで発行が行えるデジタル技術。証明書には各教育機関と紐付くデジタルIDを含めることができ、発行した事実を公的に検証可能な形で学習者に提供できるため、非接触で証明書の授与が可能だ。学習者側は自身の卒業の証をスマホ端末に保存し、SNSやブログへのアップロード、就職希望先担当者へメール添付で送信することも可能となっている。
出典元:プレスリリース

■ブロックチェーン技術を証明書に利用する意義

紙の書類では印影(ハンコ)によって発行者が明示されてきたが、電子証明書では発行者が発行したことをどう担保するかという課題があった。しかし公開鍵暗号等の技術の登場によって、歴史上初めて、デジタルデータに(数学的な)発行者のお墨付きを付与することが可能になり、さらにブロックチェーン技術を組み合わせることで、「偽造できず、真に正しく、ブロックチェーン上で分散管理できる証明書」の提供が可能になったとのことだ。
出典元:プレスリリース
これは学位や資格、履修履歴、契約、所有権など、価値ある情報を半永久的に担保するのに最適な技術であり、中央サーバでの一点集中管理から、ブロックチェーン(中央管理者のいない公的な分散台帳ネットワーク)による分散管理へと移行する取り組みが、マサチューセッツ工科大学(MIT)、ハーバード大学、バーレーン大学、マルタ共和国などで既に始まっている。

■ブロックチェーン卒業証明書、無償提供の概要

・無償提供期間
3月16日〜4月末まで(新型コロナウイルスの影響度を鑑み、提供期間は予告なく変更されることがある)

・提供対象の教育機関
中学、高校、大学等の公教育機関、専門学校、資格提供団体等

・対象校数
最大5校まで(学習者の人数により予告なく変更されることがある)

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