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Web×施設の「ハイブリッド表現空間」がオープン リアルの施設とホームページ・YouTubeをシームレスにつなぐ

武蔵野に縁のある小説や詩歌、マンガや映画、自筆原稿や講演録などを収蔵するとともに、日本文学界に多大な足跡を残した文芸評論家 秋山駿らの蔵書、文献、資料を集めた、Web×施設のハイブリッド空間「むさし野文学館」がオープンする。
武蔵野大学内にある物理的施設としての文学館を中核とし、インターネット上に展開する公式ホームページおよびYouTubeチャネルをシームレスにつなぎ、ジャンルにとらわれない新たな文学表現を追求する、従来の文学館の枠を超えたプロジェクトだという。
出典元:プレスリリース

■プロジェクトの目的

主宰者の武蔵野大学文学部長 兼 文学館長の土屋忍氏は、「10年前に開始したこのプロジェクトは、100年前を視野に入れて100年後を見据えています。蓄積してきたさまざまなコンテンツを掲載し、さらに多くの表現者が集い、伝統(口承、芸能、文芸)と現代(写真、漫画、動画)とが出会う場の生成を実現していきたい」と、プロジェクトの目的を語る。

このプロジェクトでは、作家や研究者、映画監督やカメラマン、俳優、エンジニア、建築家、編集者やデザイナーらプロのクリエイターと学生とがチームを組み、企画立案から調査・フィールドワーク・実制作・編集・公開に至るまでのプロセスでコラボレーションを行い、内外の専門家の評価に耐える作品づくりに取り組んでいる。Webサイトでは、その集大成となる映画や建築物、批評作品など様々なコンテンツを公開している。

■むさし野文学館とは

むさし野文学館は、秋山駿(文芸評論家)と秋山法子(装幀家)の物心両面からの支援により、武蔵野大学の文学部と工学部のコラボレーションが実現し、2018年4月、竣工に至った。施設名になっている「むさし野」は、1906(明治39)年、大学生だった土岐善麿が『読売新聞』別冊(日曜版、文藝附録)に同級生の若山牧水とともに担当していた小蘭「むさし野」に由来する。"武蔵野”という地名をめぐる学問的追求は、江戸時代からあったが、明治期の国木田独歩「武蔵野」(1898年)以降、"武蔵野”言説は文学を中心にして大きく展開された。土岐と牧水の「むさし野」もその一つ。1965年、初代の学部長に土岐善麿を迎えて設立された武蔵野女子大学文学部日本文学科では、創立以来、武蔵野の文学の研究と創作と評論と紹介に努めてきた。その過程で大きな役割を果たしたのが、武蔵野大学で教鞭を取った大河内昭爾、秋山駿、黒井千次、三田誠広などの文学者だ。「むさし野文学館」では、"武蔵野”をめぐる長年に渡る文学上の成果と、ゆかりの作家らの貴重な資料を収蔵・公開している。

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