不動産売却の媒介契約の電子化が実現 「紙・ハンコ」が中心の不動産業界のDXを推進
2020/6/18
株式会社GA technologies[GAテクノロジーズ]は、不動産取引のオンライン化を推進するため、不動産の売却・査定サービス「RENOSY スマート売却」における媒介契約の電子化を実現したと発表した。これにより、売却の意思決定から最短10分で媒介契約の締結が可能だという。
■概要
今回、 「RENOSY スマート売却」にて電子化した不動産の売却における媒介契約では、契約書面をクラウド上にアップロード、記名押印の代わりに電子署名を施して契約を締結した後、契約書面を売主へ遅滞なく交付することで媒介契約を締結する。従来の対面契約のように、契約日の日程を調整することは不要だ。売主の売却意思決定から最短10分で契約締結を可能にする。また、電子署名が施された書類の保管、管理もオンライン上で行うことができる。
■媒介契約の詳細
実際に、オンラインで媒介契約を締結した顧客からは、「スムーズに締結ができ、時間短縮になった」という意見が多く、電子化に肯定的だという。現状は、宅地建物取引業法で義務付けられている媒介契約の書面交付や、固定資産評価証明の閲覧申請のための書類が原本にて必要であることから、紙の書類を用いたやりとりは残るが、今回の電子化により、媒介契約における手続きのシームレス化を推進したとのことだ。