Today's PICK UP

ZOOM授業と手元動画を使った「オンライン反転授業」が提供開始

株式会社 Wenessは、2020年8月にZOOMと手元動画を駆使した「オンライン反転授業」のサービスの提供を開始したと発表した。試験導入先として、オンライン授業を実施している学校のひとつ東京都の宝仙学園小学校にて7月23日から5日間、小学校3年生・4年生(合計33名、教員8名)を対象に、夏期補習会で「オンライン反転授業」を実施した。

■「反転授業」とは

学習形態のひとつで、従来の「授業」を受けてから「復習」する手順から、「予習」をしてから「授業」を受けるという従来の学習形態を反転させた学習スタイル。生徒たちは新たな学習内容を、自宅や様々な場所で、オンライン上でタブレットなどを用 いて「ビデオ授業」を視聴し予習で学習内容をインプット、理解した上で、その後「教室で 学び合いや発表等の能動的なアウトプット」を行うことで、理解を深めるという学習形態により学力向上が期待される方法。ただし、これまで「生徒の負担の大きさと学習意欲の問題」「予習実施率」に加え、通信環境、端末などの「ICT環境の整備」が課題になっていた。

■宝仙学園小学校が導入した「オンライン反転授業」

「オンライン反転授業」の特徴(1)
予習時間を1/4に、さらに予習率100%
反転授業の課題だった生徒の負担と予習率の低さは「動画の⻑さと質」に問題があった。通常なら20分-30分かかる「授業風景」を「大幅な時間短縮と理解度の向上」を実現した、5分程度の「ハイブリッド手元動画」に置き換え、予習負担の軽減と学習意欲の向上を実現。予習実施率100%を達成している。
出典元:プレスリリース
「オンライン反転授業」の特徴(2)
授業時間が 1/2 に
宝仙学園小学校「夏期補習」では、「オンライングループワーク」での主体的・協働的な深い学びを含め、当初設定(コロナ禍前)の1/2の時間で授業を実施した。
出典元:プレスリリース
「オンライン反転授業」の特徴(3)
先生、生徒の進捗の見える化と自動化
生徒の理解度/満⾜度/「やる気度」等の学習状況データを⾃動で⽣成し「見える化と省力化」を同時に実現する。
出典元:プレスリリース

■ハイブリッド手元動画(特許出願中)とは

従来の予習を受ける生徒側の課題として「予習をする時間が長い」と「予習なのでやる気が起きない」というものがあり、「予習率の低さ」が「反転授業」成功のための課題となっていた。同社は、「ハイブリッド手元動画」を開発し、上記の課題に対して「わかりやすい」「眠くならない」「平均5分」という独⾃の⼿元動画を開発・標準規格化に成功し、短時間で効果的な学習サポートを⾏っている。
出典元:プレスリリース
宝仙学園小学校「夏期補習」では、初めての「反転授業」であるにもかかわらず、初日60%、2⽇⽬以降では100%の予習実施率を、小学3年生・4年生すべてのクラスで実現。また、授業の「わかりやすさ」は平均9.29点(10点満点中)、「やる気度」は9.37点(10点満点中)と、学習効果・学習意欲ともに高評価だったとのことだ。

人気の記事

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

全ての日本企業のデジタルシフトを掲げたデジタルホールディングス。「広告事業の売上は追わない」構造改革の真意に田中道昭教授が迫る

全ての日本企業のデジタルシフトを掲げたデジタルホールディングス。「広告事業の売上は追わない」構造改革の真意に田中道昭教授が迫る

社会環境・ビジネス環境が激変する中、全ての産業でデジタルシフト、DX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が叫ばれています。今回は、2020年7月1日に社名変更を行い、広告代理店からデジタルシフト支援事業を中核に構造改革を行うデジタルホールディングス グループCEO 野内 敦氏に、立教大学ビジネススクール田中道昭教授が対談形式でお話を伺います。 前編では、改革後初めての通期決算についての分析と考察、従来の体制から生まれ変わるための企業文化変革と事業戦略についてお話します。