NTT東日本、地域の文化芸術伝承を通じた地方創生を目指し新会社を設立へ
2020/11/25
東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、地域の文化芸術伝承を通じた地方創生をめざし、「株式会社NTT ArtTechnology」を2020年12月1日(予定)に設立すると発表した。NTT ArtTechnologyでは、地域の価値ある文化芸術のデジタル化とその活用を通じ、「新たな鑑賞方法」や「文化芸術の保護」を提案していくことで、地域と都市・世界をつなぎ新しい形の地方創生に貢献するという。
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■背景と目的
また日本国内に留まらず世界的に見ても、国や地域の歴史とそこに住む人々の文化的活動によって生まれ育まれてきた様々な有形無形の文化芸術を保護・活用し後世へ継承していくことは、地域や国の間の理解や交流、教育の質の向上に貢献していく観点からこれまで以上に期待されている。
こうした背景を踏まえ、NTT東日本では地域の価値ある文化や芸術の集積、新たな形での発信を通じた地方創生に向けた取り組みを進めてきたところだが、今回本取り組みを更に推進していく観点から、文化芸術分野における新会社「NTT ArtTechnology」を設立する。新会社を通じて、これまで以上に地域の文化芸術に向き合っていくとともに、様々な有形無形の文化芸術を「守り」、「活用していく」取り組みを進め、新型コロナ禍で生まれたオンラインを中心とする新たな文化芸術鑑賞のスタイルを提案し、地域の魅力を国内外に発信していくことをめざすとのことだ。
■新会社の概要(予定)
(2)本社所在地 東京都新宿区西新宿3-20-2(東京オペラシティタワー内)
(3)事業内容
文化芸術関連のデジタル化、システム等構築請負、保守の受託
デジタル化したデータを活用した各種イベントソリューションの提供
デジタル化したデータを活用した各種サービス等の企画、配信、販売
自治体と連携した地域活性化業務 など
(4)代表取締役社長就任予定者 国枝 学
(5)資本金 2.4億円
(6)株主 東日本電信電話株式会社(100%)
(7)設立年月日 2020年12月1日(予定)
■主なサービス内容
各所に所蔵される有形無形文化財等のデジタル化
・オンラインデジタル絵画
所蔵元認定の著名な作品をデジタルでオンライン配信
・サテライトミュージアム
ICTを活用したミュージアムの企画・構築・運営
・バーチャルミュージアム
自宅等からでもバーチャル鑑賞できるプログラムの提供
文化芸術のデジタル化および所蔵元認定デジタルデータとマスターレプリカの提供にあたっては、最先端のデジタルアーカイブ技術、再現技術を保有する株式会社アルステクネと協業。また、様々なデジタル化技術、ミュージアム運営ノウハウなどを保有する企業やNTTグループ企業と連携し、デジタルアートの普及を推進する。