「オンライン教育サービス カオスマップ」が公開

株式会社Buildsは、日本国内における小中高生向けの「オンライン教育サービス」のカオスマップを公開した。

■「オンライン教育サービス」市場概況

新型コロナウイルスの感染拡大下における一斉休校を皮切りに、これまでは学校や塾へ通って勉強していた受験生たちが講義動画やオンラインでの指導を活用しながら自宅で学習する動きが広がっている。それに伴い「オンライン教育」サービスの市場規模は急拡大しており、矢野経済研究所の調査によれば、国内におけるオンライン教育サービスの市場規模は2016年に1767億円程度だったが、2020年には2460億円規模まで成長しており、今後も市場は成長していくと見られている。そのような中で、オンラインで教科書の内容の学習や受験対策をサポートする「オンラインティーチング」型や小中高生の学習計画や学習方法を指導する「オンラインコーチング」型のサービスが急増している。特に、「オンラインコーチング」型のサービスは、小中高生の自宅学習時間の増加に伴い、学習時間の確保や学習計画の策定など、小中高生一人一人の学習に対する自律性がより求められるようになる中でニーズが拡大している。学校の分散登校や学習塾の授業時間の短縮などにより、教師・講師から教科について教わる時間が減少する中で、「オンラインティーチング」型と「オンラインコーチング」型を組み合わせた学習支援が今後より強く求められることが予測されるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■「オンライン教育サービス」カオスマップについて

日本国内における小中高生向けの「オンライン教育サービス」領域の概観を紹介している。図の左側にある群がオンラインで個別指導を行うサービス、右側にある群が授業や教材などの提供を中心とするサービスとなっている。図中左上の「オンラインティーチング」とは、教科書の内容や受験に向けた学習を個別指導により支援するサービス群。図中左下の「オンラインコーチング」とは、一人一人の日々の学習計画の立て方や、勉強方法を指導するサービス群だ。図中右上の「映像授業」は映像授業を提供しているサービス群。このうち、「講義買い切り型」は映像授業を授業ごとに販売するサービス、「サブスク型」は月額を支払うことでアップロードされた映像授業が見放題となるサービスを示す。図中右下の「通信教育」は発送されてきた教材で学習を行い、返送することで添削などをうけることを中心としたサービス群だ。

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