Shopifyとスマレジ間で会員情報を連携、一元化できる「オムニチャネル会員連携アプリ」が提供開始

Shopify Expertsである株式会社フィードフォースは、「Shopify(ショッピファイ)」とクラウドPOSサービス「スマレジ」間で会員情報を連携、一元化できるオムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」をShopifyアプリストア、スマレジ・アプリマーケットに公開し、提供を開始したと発表した。

■コロナ禍での消費者行動の変化と、求められる事業者の変化

2020年より続く新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛により、実店舗を運営する事業者にとっては販売方法の大きな見直しを迫られる状況が続いている。多くの事業者がEC事業の新規参入や規模拡大を図り、マルチチャネルコマースプラットフォームであるShopifyでは2020年に前年比200%を超える新規出店数を記録するなど、事業者の複数チャネルでの販売活動がより一般的になったという。

コロナ禍において生活者の購買行動も大きく変化している。気になる商品を実際に試したり、店舗スタッフから説明を受けたりする、商品体験の場所として実店舗を利用し、実際の商品購入はECサイトで行う、というチャネルをまたいだ購買行動が一般化するようになった。そのため、事業者は実店舗、ECを統合して顧客のステータスを把握することで、ブランド価値を一貫して顧客に伝えること、チャネルをまたいで、自社のファンを創出することがより重要になっていくという。

しかし、このようなオムニチャネルでの顧客情報の統合は、個別の開発が必要となることが多く、膨大な時間と費用がかかることが一般的で、限られた大企業でしか実現できないものだった。これらの環境変化に対応する事業者を支援するため、フィードフォースでは、簡単な設定でShopifyとクラウドPOSサービスであるスマレジとの間で会員情報を連携し、会員情報を一元化できるアプリ「Omni Hub」をリリースしたとのことだ。

■オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」が実現すること

現時点で、Omni Hubは、下記の機能を保有している。
・Shopifyに会員登録した顧客をスマレジにも会員として自動登録する
・Shopifyの会員マイページ上に、スマレジのバーコードリーダーで読み込み可能な会員バーコードを表示する
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
Omni Hubを利用することで、下記の施策などが行えるようになる。
・店舗で会員登録した顧客に購入のお礼メールを送信する
・店舗での顧客の売上情報をShopifyへ投入する
・店舗とECでの顧客の購買状況を分析する
・「定期購買」アプリを利用し、店舗で購入した商品のEC上での継続購入を促す

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