広島県北広島町で「自動配送ロボット」実証実験の三者連携協定が締結

再配達を無くす置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を提供するYper株式会社は、2021年6月28日に北広島町と、株式会社コムズとで協業する自動配送ロボット実証実験に係る三者連携協定を締結したと発表した。

YperのAMR(自動配送ロボット)事業の第一弾プロジェクト「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」は、4月に広島県のAI/IoT実証プラットフォーム事業構想「ひろしまサンドボックス」のアクセラレーションプログラム「D-EGGS PROJECT」で採択された。北広島町役場本庁・ショッピングセンターサンクス周辺をフィールドとして、今秋実証実験を行う予定だという。
出典元:プレスリリース

■「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」プロジェクト

Yperは「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」にて、自動配送ロボットによる物流インフラを構築予定だ。今回の実証実験では、自動配送ロボットを既存システムと融合させ、ロボットによる宅配物と生鮮食品の混載配送を、OKIPPA事業で培った経験をフル活用して試験及び検証を実施する。また、ロボットの性能検証にとどまらず、中山間地域での自動配送ロボット運用のための収益モデルの検証も行う。

中山間地域では過疎化の進行に伴って物流を担う労働人口が減少、また住宅が点在することで物流効率も悪化しており、近い将来、現状の物流インフラの維持が困難になることが懸念されている。同時に高齢者の生活における移動の不便さや若年層の都市部への流出などで、過疎化・高齢化にも拍車がかかることが予測されている。
出典元:プレスリリース

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