アスクル、物流現場のDX加速を目指し実行型AIロボットを導入
2021/7/14
アスクル株式会社は、物流センターにおける人手不足と生産性向上という課題解決のために積極的に高度自動化を進めている。今回その一環として、庫内の労働環境を改善することを目的に、これまで人が従事していた工程にMujin社のデパレタイズロボットとギークプラス社の自動棚搬送ロボットGeek+ 「EVE P800R(AGV)」を導入したと発表した。
■物流センターへのロボット導入背景
■「デパレタイズロボット」概要
従来は、従業員の手によって1日平均約6,000箱をコンベヤに投入し、重労働による身体的負担が大きいことが課題だった。今回のデパレタイズロボットを活用したケース品のコンベヤ投入自動化により、従業員の作業負担を大きく低減するという。
■自動棚搬送ロボット 「Geek+ 「EVE P800R(AGV)」」概要
従来、人が商品棚まで足を運びピッキングしていたところをロボットに商品棚を載せ、ピッキング担当者の場所まで運ぶことができる。今回の導入により、人の商品棚までの移動が不要になり作業負担の低減につながるだけでなく、ピッキングの定点化により生産性が倍増することが見込まれるという。また、商品棚に足を運ぶことがなくなり商品棚を以前より密集して配置することが可能なため、収容在庫数の拡大にも寄与したとのことだ。