QuantumCore、AIを活用したレーダーによるカメラレスのユーザ購買行動分析のPoCを提供開始

株式会社QuantumCoreは、同社が展開するレザバーコンピューティング(Reservoir Computing)とミリ波レーダーを活用したAIソリューションである「RD Qore」によるカメラを使わないリアルタイム人物特定の機能を活かし、店舗内のユーザ行動を分析するPoCの提供を開始すると発表した。

これは先日リリースした「60Ghzレーダーなど電波系センサを使用し人物特定・バイタルセンシングなどを行うPoC提供開始」の技術により可能になったものだという。現在、世界的に個人データの取り扱いに関する倫理的・生理的問題が課題になっている。そのような状況の中で、同社のレーダーによる人物特定技術と、エッジAI技術の組み合わせにより、カメラを置かず、エッジ完結し生の映像データなどをクラウドに送ることなく、必要な分析機能の提供が可能になったとのことだ。また本PoCの最終成果としては、同社エッジAI技術により低消費電力マイコンとレーダーにより、カメラに比べて低い消費電力で済むシステム構成であるため、バッテリー駆動も可能になり、コンセントなど設置場所も選ばないメリットなども提供できるという。
出典元:プレスリリース
今回、レーダーを使った人物特定で提供可能なユースケースの一環として、カメラを使わない店舗内ユーザの行動分析に関するPoCの提供を開始し、カスタマイズ可能な、分析用のダッシュボードの提供も可能だ。このダッシュボードでは、ユーザのエッジAIによるリアルタイム特定を活かし、「リアルタイム店内滞在人数」、売り場ごとの「ユニークビジター数」「流入フロー分析」「リピート率」「平均滞在時間」などがリアルタイムで確認できる機能を提供するとのことだ。
出典元:プレスリリース
またデバイス別の管理画面なども提供し、バッテリー残量についても確認したり、アラートメールを送るような運用も可能になる。

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