サントリーHD、DX取り組みの強化を目指し、AIスタートアップ「シナモン」へ資本参加

サントリーホールディングス株式会社は、AI関連製品・サービスを開発・提供する株式会社シナモンへの資本参加の契約を2021年8月31日に締結したと発表した。同社と提携し、DX(Digital Transformation)とオープンイノベーションの推進を図る。

シナモン社は、高度なAI人材を擁し、企業の成長戦略として同社が独自に提唱する「ハーベストループ」に基づいたAIソリューションを提供している。今回、シナモン社のパーパスドリブンなAI成長戦略と、同社の顧客・社会に新しい価値を提供していきたいという思いが合致したことから、資本参加を決定したとのことだ。

今回の提携により、顧客体験を向上させるDXの加速、需要予測精度向上をはじめとするSCM(Supply Chain Management)改善、BPR(Business Process Re-Engineering)推進、オンライン販売における顧客体験と売上の向上に向けた手法開発に取り組み、顧客・社会に新しい価値を提供する。

また、同社では、有望なスタートアップ企業への投資など、オープンイノベーションの推進を通じて、既存事業でのイノベーションや新たな成長領域創出の加速を目指す、「未来事業開発部」を6月に新設。今後も有望なスタートアップ企業との提携を強化するとのことだ。

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