バンカブル、 EC事業者向け広告費分割・後払い（BNPL）サービスのテスト運用を開始

バンカブルは、広告費分割・後払い（BNPL）サービスを手掛ける企業として、本年1月に設立。本サービスは、株式会社デジタルホールディングスグループが20年以上にわたって支援してきた広告事業のノウハウをもとに構築された投資効果の予測モデルに基づいて開発を進めており、適切な広告シミュレーションおよびモニタリングを実現する機能を有しているとのことだ。

日本国内でも大きな影響を受けている新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大を受け、日本社会や企業のデジタルシフトの必要性と緊急性は益々増している。主に対面取引を生業としてきた事業者においては、長期に渡る外出自粛や非対面取引の推奨といった状況により、新たな販路開拓が急務となり、早急なEC導入を迫られている。

また、EC事業を成功に導くためには、情報洪水が加速するWeb上において、モノ・サービスの価値を正しく消費者に届けるマーケティング施策の実行が重要であり、その一つとしてWeb広告の需要の高まりがうかがえるという。しかし、中堅・中小規模の事業者においては、即時的な資金調達が困難であるため十分な広告費の捻出が難しい、広告知見が足りず最適な投資額が判断できない、といった課題が浮き彫りになっているとのことだ。

このような状況を踏まえ、バンカブルは、各EC事業者に合わせた適切な投資額を算出し、広告・宣伝費用を目的にした資金調達を柔軟かつスピーディーに実現する、広告費分割・後払い（BNPL）サービス開発を目指してきた。そして、適切な広告シミュレーションおよびモニタリングを実現する機能の実装や、本サービスの正式提供を見据えた体制が整ったことを受け、本年9月21日（火）よりテスト運用を開始するとのことだ。

広告費分割・後払い（BNPL）サービスは、EC事業者を対象に、最短3営業日で即時利用可能な法人バーチャルカードを発行することで、Web広告の出稿費用を最大4回まで分割・後払いすることが可能となる。ECストアデータと事業者からのヒアリング情報をもとに、投資に対するリターン予測を行い、適切なサポート額を算出する。分割支払い予定額やECストアの売上実績などの必要な情報がマイページで一元管理できるだけでなく、バンカブルのCSチームによるサポート体制も構築している。これらのサービスを通じて、事業者のキャッシュサイクルを改善し、運転資金を圧迫しない形で事業成長を支援するとのことだ。