ALSOK、社会インフラ点検向け空撮サービス・自動巡回ドローンサービスを開始しドローン事業を拡大
2021/11/5
ALSOKは、2014年よりドローンを用いたソーラー発電設備の点検向け空撮サービスの販売を始め、外壁調査等へメニューを拡大しながらドローンサービスを展開してきた。2021年11月より、新たに国土強靭化の一助となる社会インフラ点検向け空撮サービスおよび自動巡回ドローンサービスを開始、これに伴って全国パイロットネットワークを強化し、ドローン事業の更なる拡大に取り組むと発表した。
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■サービス概要
高度経済成長期に建設されたインフラなどの社会設備の老朽化が進む中、その点検・補修のコストは肥大化を続け社会的な課題になっている。そのような社会課題への一助となるべくALSOKは自動巡回ドローンのベースモデルであるSkydio 2の機能を活用し、インフラ点検向けのドローン空撮サービスを開始する。
第一弾として道路橋点検を対象に、西日本電信電話株式会社のグループ会社でありインフラ点検に多くのノウハウを持つ株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマークと共同でドローンを活用した点検サポートのサービスを販売開始する。
ALSOKでは人による巡回業務の代替を目的に、屋内の自律飛行ドローンの開発を進め、2020年7月の東京スカイツリータウンを始め、大規模倉庫、工場およびプラントなどで多くの実証実験を行ってきた。実証結果をもとに商用化への改善を重ね、今回、本サービスをリリースするという。
■全国規模でのパイロット育成
■使用するドローン
【ドローンの仕様】(2021年11月5日時点)
(1)カメラによる全方位の画像処理(VisualSLAM)をリアルタイムに行うことでGPSのない環境において安定した飛行が可能
(2)最小離隔距離50cm以下、従来のドローンでは入り込めなかった複雑な環境への進入が可能(1.4m幅以上の通路を飛行可能)
(3)自動巡回ではルート上の障害物を自動で回避、充電ドックへの自動離着陸を実現
(4)ドローン映像は無線通信を介して遠隔地へのリアルタイム送信が可能