カルビー、工場DXを推進する1袋単位のトレーサビリティシステムを構築
2021/11/17
カルビー株式会社は、株式会社イシダと共同で新たなトレーサビリティシステムを構築し、2022年1月から湖南工場の「堅あげポテト」製造ラインの一部の計量~箱詰工程においてパイロット導入すると発表した。このシステムの導入後は、使用原料を含め、計量・包装・検査・箱詰等の生産に関する各種情報を、1袋単位として一元管理・トレースが可能となる。
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■トレーサビリティシステム概要
従来のトレーサビリティシステムでは、使用原料・製造工場・製造ライン・製造時間をもとに把握していた。今回、製造工程内に複数の監視機器を導入し、前後工程のデータと紐づけることで、1袋を単位として情報を一元管理できるようになる。その結果、情報の照会スピードが格段に上がり、顧客が購入した商品に関する問い合わせに対して、迅速に対応できるようになる。また、一元管理された情報を蓄積することで、各工程での作業状況を可視化でき、製品の状態の精緻な把握、品質向上にもつながるとのことだ。