LIXIL、ショールーム東京で「AIロボット接客サービス」の実証実験を実施

株式会社LIXILは、LIXILショールーム東京にて、2021年11月18日から2021年12月14日のナイトショールームの時間帯(18時から20時)、デジタル技術を活用した顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)の向上を目的に、接客サービスを行うAIロボットとネットワークカメラを利用した顧客行動分析システムによる実証実験を実施すると発表した。

出典元:プレスリリース
これまでのナイトショールームでは、コーディネーターによる対面接客を行わず、来場客は自由に見学していた。本試験運用では、キッチン展示エリアに来た人は、ロボットによる「リシェル SI」の商品説明やツアーガイドを体験できる。ロボットに設置されたタッチパネルによって、見学中に興味を持った商品(実験では「リシェル SI」のみ)について、コーディネーターに接触することなく、安心して詳しい商品説明を受けられるサービスだ。その後、さらに詳しい説明や見積もりを必要とする場合、コーディネーターの接客を受けられるオンラインショールームに誘導する仕組みになっている。ロボットによる接客サービスの有用性を確認するという。

同時に、ネットワークカメラを利用した顧客行動分析システムで、ロボット接客の前後の顧客の滞在時間や導線、顧客とロボットとの接触時間等を測定・収集し、データを分析。今後、それぞれの顧客のニーズに合わせた最適な提案ができる新しいデジタルサービスの実現にむけて検証する。

全社でデジタルトランスフォーメーションを進めるLIXILでは、ショールーム運営においても、顧客の満足度を高めるため、デジタル技術を活用したさまざまなサービスを提供してきた。昨年の5月にはスマホやパソコンの画面を通して、ショールームコーディネーターと相談できるオンラインショールームをコロナ禍のソリューションとしていち早く全国展開を行い、オンライン接客による顧客満足度は93%と高い評価があったという。LIXILは、デジタルとデータに基づいたアプローチによって、対面とオンラインそれぞれの利点を組み合わせたハイブリッド型サービスを提案し、さらなるカスタマーエクスペリエンスの向上を目指すとのことだ。

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