探し物トラッカー「Tile」機能を搭載したVisaカード「三井住友カード Tile」が開発、予約を開始

新型コロナウイルス感染症が流行している状況下、コンビニ、スーパーなど日常利用業種をはじめとしてクレジットカード利用は大きく伸長しているという。決済件数は全体でコロナ前2019年対比＋30％増加となり、クレジットカードが日常生活へますます浸透してきたことを裏付けているとのことだ。その一方、カードの紛失や盗難は、長年多くの顧客にとって大きな懸念材料になっていた。そのような顧客の不安を払拭するため、三井住友カードと、世界で累計4,000万個の販売実績を持つ探し物トラッカー「Tile」の日本総代理店であるSB C&Sが手を組み、「Tile」機能を搭載したVisaカード「三井住友カード Tile」が誕生したとのことだ。「三井住友カード Tile」は、従来のクレジットカードと同じサイズで、ICチップの搭載やタッチ決済に対応している。探し物トラッカー「Tile」の機能により、カードを紛失した場合でも、スマートフォンとカードの接続が切れた場所をアプリで確認することができる。また、「三井住友カード Tile」を財布に入れておくことで、財布を落とした時でもTile機能を使って財布ごと見つけることが可能になるという。

「三井住友カード Tile」は、物理スイッチとスピーカーを搭載している。スマートフォンのボタンを押せばカードが鳴り、カードのスイッチを押せばスマートフォンを鳴らすことができる。たとえば部屋やバッグの中でカードやスマートフォンが見つからない場合でも、このスイッチを押せば音で見つけやすくなる。また、Tileはスマートスピーカーにも対応しているので、スマートスピーカーに呼びかけてカードの音を鳴らすといった使い方も可能だ。

「三井住友カード Tile」は、Tile機能利用のためのバッテリーも内蔵している。カードの薄さ（0.76ミリ）に収めることのできる超薄型バッテリーは、1,000回以上の屈曲テストをクリアしているという。新開発のEMVチップは充電端子も兼ねており、付属の専用充電器でフルに充電した場合、最長半年間の利用が可能だ。なお、万が一充電が切れた状況でも、クレジットカード機能の利用には影響はない。

「三井住友カード Tile」は、2021年12月16日より、まずは初回1,500枚の先行予約を開始し、1月中旬以降に順次発行する。1,500件を超える予約がある場合は抽選となるとのことだ。