デジタルプラットフォームを活用した「まちタネ広場活用コミュニティ」実証実験が開始

株式会社Groove Designsと、株式会社URリンケージは、小諸市大手門公園内の「まちタネ広場」において、デジタルプラットフォームmy grooveを活用し、「まちタネ広場活用コミュニティ」実証実験を開始したと発表した。実証実験期間は2021年12月から2022年3月を予定している。

世界でまちづくりにおけるデジタルプラットフォームの活用に向けた議論の高まりや社会実装が進んでいるという。日本でも参加型合意形成プラットフォームなどが導入されはじめるなか、本実証実験は、デジタルプラットフォームを活用して中心市街地の広場利用者と管理運営者とのコミュニケーションを見える化し、広場利活用の活性化や利用者コミュニティ形成を目指すものとのことだ。
出典元:プレスリリース

■小諸市「まちタネ広場活用コミュニティ」特設サイト(デジタルプラットフォーム)とは

大手門公園内にあるまちタネ広場の利用者コミュニティ。まちタネ広場は、これからルールを整備していく新しいかたちの広場だ。小諸暮らしを豊かにするまちなかのパブリックスペースを実現するため、使いながらルールや運営方法を考えるという。
出典元:プレスリリース

■「まちタネ広場活用コミュニティ」サイトでできること

(1)広場を使ったイベントの相談・意見交換
(2)広場に関する日常利用の相談・意見交換
(3)広場のこれからの運用やルールづくりについての意見交換
上記について、広場管理者と市民・利用者等とのやりとりをオープン化することで、市民同士のつながりやコラボレーション(共創)や、自分もチャレンジしたいと思える人が生まれることを目指す。
出典元:プレスリリース

■実証実験の背景/まちタネ広場とは

地方都市における人口減少対策や地方創生、中心市街地活性化の必要性が叫ばれるなか、持続的な地域づくりを行うために、行政、市民、民間企業などの垣根をこえて「ともに」地域づくりを進めていくことが重要な時代となっている。小諸市では、「居心地のよい、ひらかれた」拠点整備に向けて、小諸駅周辺の身近な公共空間等において、市民団体や民間事業者など多様な主体が、自らイベントや事業活動などにより居心地のよくなるソーシャルグッド活動を行うことができる仕組みづくりとして、「こもろ・まちたねプロジェクト」を実施している。
出典元:プレスリリース
くらしの場である小諸駅周辺における、都市機能の誘導による利便性の向上と公共空間の整備による回遊性の向上や多様なコミュニケーションを促進する「居心地のよい、ひらかれた」拠点整備にあたっては、市民や民間事業者といった多様な主体同士が緩やかに関わり合いながら、多くの人を巻き込む、ソーシャルグッド活動が公共空間等にて積極的に行われていることが重要だという。「まちタネ広場」は、従来の個人的な公園利用にはない、新しい広場利用をカタチにできる場を「まちタネ広場」として、大手門公園にて社会実験を行いながら活用方法を提示していく。10月2日の広場オープンの際には、市民の「こんな風に使ってみたい」「過ごしてみたい」というアイデアや使い方を試すプレイスメイキング社会実験を行った。その後も市民による様々な活動が展開されているとのことだ。

■実証実験概要

期間:2021年12月〜2022年3月
実施目的:まちタネ広場の利活用促進、地域コミュニティ形成、今後に向けた広場運用の検討
まちタネ広場事務局:小諸市建設水道部都市計画課、株式会社URリンケージ
プラットフォーム提供者:株式会社Groove Designs

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