Zホールディングスグループ、食料品や日用品の「クイックコマース」を本格展開

Zホールディングス株式会社(以下、ZHD)のグループ企業であるヤフー株式会社、アスクル株式会社および株式会社出前館は、食料品や日用品のクイックコマース(即配サービス)「Yahoo!マート by ASKUL(以下、Yahoo!マート)」を本格展開すると発表した。あわせて、2月8日まで、都内の対象エリアユーザー向けに820(ヤフー)円オフクーポンを配布するなど2つのキャンペーンを開催する。

ZHDグループは、2022年度中に「Yahoo!マート」を都内23区全エリアに加え他の一部エリアへも拡大し、数十店舗規模の出店を目指す。2023年度以降もさらなるエリアの拡大を検討するとのことだ。
出典元:プレスリリース
「Yahoo!マート」は、ユーザーが出前館のサービス上で、アスクルが販売する食料品や日用品を中心とした約1,500種の幅広い商品の中から選択し注文・決済すると、最短15分で商品を受け取ることができるサービスだ。注文を受けた後、出前館の配達員が都内の専用倉庫(店舗)で該当商品を受け取り、指定された配達先に自転車やバイクで商品を届ける。

ZHDグループは2021年7月末から食料品や日用品を即時配達する実証実験「PayPayダイレクト by ASKUL(以下、PayPayダイレクト)」を開始し、当初計画を上回る速さで都内8店舗を開設している。実証実験では、昨年10月から12月の2カ月で月間注文数が10倍に増加、出前館における12月の店舗別売上ランキングの1位も獲得。ユーザーからも高い評価を受け、食料品や日用品などの「今すぐ欲しい」というニーズの大きさを再認識したという。これらの実証実験の結果を踏まえ「PayPayダイレクト」を「Yahoo!マート」に名称変更し、クイックコマースを本格展開するとのことだ。

また、フードデリバリーの注文が少ないアイドルタイムに日用品・食料品の配達を行うことで、配達員であるギグワーカーが終日安定して業務を行えるなど、クイックコマースはギグワーカーの労働環境の安定化にも寄与するという。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響等により増加している都心の空きオフィスなども店舗として使用することで、ZHDグループはクイックコマースを通じ社会課題の解決も目指すとのことだ。

■「Yahoo!マート」各社の強み

出典元:プレスリリース
「Yahoo!マート」では、「くらしをラクに楽しく」をコンセプトに企画開発した日用品や食品、飲料等のLOHACOオリジナル商品やユーザーの幅広いニーズに応えた商品もラインナップしている。また、1月24日(月)から代々木上原店、26日(水)より三田店において青果品の取り扱いも開始している。1月29日(土)には、大山店を除く7店舗において、1日限定で全国駅弁フェアも実施する。今後は、全国のおいしいものやその土地でしか手に入らない産地直送品等も展開を予定しており、商品カテゴリを増やすとのことだ。

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