「ペットテック業界カオスマップ2022（日本版／海外版）」が公開

※日本に関しては許諾された企業のみロゴを掲載

ペット市場は全世界で2,230億ドル（約25兆円ほど）の産業で、毎年年次3.5〜4%で成長しているという。日本の犬猫飼育頭数は約1,650万匹で15歳未満の子どもの数を上回り、世帯の約20%がペットを飼育しており、家族の在り方の一つとなっているとのことだ。

ペット市場の成長を牽引するトレンドが「ペットの家族化」だという。欧米諸国では「Pet Humanization」とも呼ばれ、ペットの存在が人間と同じ存在となっている。ペットの家族化に伴い、食事や健康管理など各カテゴリにおけるサービス体験の向上がデジタルを活用することで進み、国内外でペットテックにはさまざまなブランドが参入しているとのことだ。世界のペットテック市場規模は55億ドル（約6,000億円ほど）と年平均成長率（CAGR）22%、国内の市場規模は、2018年度から2023年度まで、CAGR46.7％で推移し、2023年度には小売金額ベースで50億3000万円まで急拡大すると見込まれているという。

一方で、PETOKOTOは、収益の成長性のためだけにペット市場でビジネスを行っているわけではないという。殺処分問題の社会問題を始め、まだペットをモノとして捉える社会や産業の負を解決し、「人が動物と共に生きる社会をつくる」ことをミッションに掲げ活動。同社と同様の想いを掲げる企業・ブランドと共に、ペットテック市場の活性化を図っていければと考えているという。このような背景から今回の「ペットテック業界カオスマップ2022年版」の作成に至ったとのことだ。