NEC、Windowsのパッチ運用業務を最大85%効率化できるNEC ICT Management Service and Technology「Windows パッチ運用代行サービス」を販売開始

NECは、Windowsのパッチ運用業務を顧客に代わり、リモート環境から運用代行するNEC ICT Management Service and Technology「Windows パッチ運用代行サービス」を販売開始すると発表した。本サービスは、NEC ICT Management Service and Technologyサービス群を強化するもので、Windowsのパッチ運用業務の作業プロセスを半自動化することにより、パッチ運用業務を最大85%効率化し、IT部門の業務負荷を軽減する。

出典元:プレスリリース
本サービスは、Windowsベースで稼働するPCに対するパッチ配信や適用確認などのパッチ運用業務を顧客に代わり、リモート環境からNECが代行する。NECが策定する運用ポリシーに沿って自動化するパッチ運用の範囲を大幅に拡張することで、パッチ運用業務を最大で85%効率化する。

NECは、本サービスを通じたパッチ運用業務の効率化とパッチ適用によるセキュリティ向上を実現する。これにより、顧客に対して安心かつ安全な業務遂行を支援するとともに、効率化されたリソースを新規システムの導入検討やDXの戦略立案などのコア業務へとシフトさせることに貢献するとのことだ。

■背景

昨今、テレワークなどの時間場所を限定しない働き方が浸透している。一方で、インフラ環境の脆弱性を突いた標的型攻撃により、企業情報の漏洩などの重大なセキュリティ事故に繋がる危険性もあり、エンドポイントのパッチ管理は必要不可欠だ。さらに、2021年10月にWindows 11がリリースされたことで、市場動向に合わせた新たな製品やシステムへの対応が求められる。Windows 11では機能更新プログラムの配信頻度が年1回になるが、更新内容の確認および既存のインフラ環境との互換性検証が完了するまで機能更新プログラムの配信延期等の対応は従来同様に対策が必要だという。

■本サービスの特長

1.パッチ運用の自動化範囲拡張による運用業務の効率化
本サービスは、パッチ運用における煩雑な業務をNECが代行する。パッチ取得・配信・適用確認を対象として、作業プロセスを自動化し、リモートから運用を行うサービスを提供する。従来は未対応であった非定型業務の作業プロセスも対象とし、105点のプロセスを自動化することで、顧客自身がパッチ運用業務を行う場合と比較して最大85%の効率化を実現する。

2. 専門的なソフトウェアやスキルは不要  
本サービスでは、PCへのパッチ適用や集中管理に必要なサーバを併せて提供する。このサーバには、
Windowsの標準機能であるWSUSとリモートアクセス機能があらかじめ設定されているため、顧客自身でWSUSの設定やエージェントソフトウェア等の導入作業を行うことなく、サービスを利用することができる。なお、本サービスではWindows 11のパッチ管理も今後サポート予定とのことだ(2022年7月予定)。

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