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TIS、丸紅のScope3可視化・最適化プラットフォームを構築

TISインテックグループのTIS株式会社は、丸紅株式会社の段ボール調達に伴う温室効果ガス(GHG)排出量の可視化と、環境負荷を考慮したサプライチェーンの最適化を実現するScope3可視化・最適化プラットフォーム構築を支援したと発表した。
丸紅のScope3可視化・最適化プラットフォームは、メーカーが段ボール調達をする際に、環境負荷を加味した最適なサプライヤー選定を支援するプラットフォームだ。本実証実験は、丸紅のパートナー企業である複数メーカーの段ボール調達に伴うC02排出量を可視化する。次フェーズでは、環境負荷・製品コスト・配送距離等の複数条件を基に、環境負荷(CO2排出量)も加味した最適なサプライヤー選定や調整量のシミュレーションを行う実証実験を実施予定だという。

Scope3の算出にはサプライヤー企業やユーザー企業からの元データ提供が必要であり、そのデータ量は多く、入力作業はとても煩雑だ。そこでTISはUI/UXデザインを考慮し、サプライヤー企業およびユーザー企業にとってユーザビリティの高いプラットフォームを、短期間かつ、要望にもすぐにシステム反映できるアジャイルでの開発を提案し、パートナーに選定されたという。

TISは本プラットフォームを通じて提供したいメッセージをログイン画面等のデザインで表現し、システム全体の世界観を形成。元データ入力などのUXデザインは、サプライヤー企業のユーザー属性やデータ入力のヒアリング、メーカー企業が可視化したい情報の調査に基づいて作成した。また、アジャイル開発により、ヒアリングから得た要望をすぐにシステムに反映するとともに、環境分野のTIS有識者も交えたプロジェクト体制で開発を進めたことで約2ヶ月でシステムのリリースを実現したとのことだ。

<実証実験 イメージ図>
出典元:プレスリリース

■背景

昨今、地球温暖化への対策が急がれる中、企業活動においてもCO2をはじめ温室効果ガス(GHG)の削減に向けた様々な取り組みが行われている。一方、企業単独での取り組みには限界があり、事業活動に関連する他社の排出量であるScope3排出量も含めた取り組みが重要となっている。これまでは調達資材ごとの業界平均CO2排出値の活用やサプライヤー毎の算出手段に基づく報告数値などを活用し、大まかな算出を行っていたが、Scope3の削減を実施するには現状に関する詳細な把握が必要不可欠となる。しかし、Scope3領域はステークホルダーが多く、GHG排出量の算定・可視化が非常に困難だという。

丸紅が持つ段ボールに関する知見と、TISが持つUI/UXデザインおよびアジャイル開発の知見を掛け合わせることでサプライチェーン全体のGHG削減を目指し、Scope3可視化・最適化プラットフォームを構築し、実証実験を行うことになったとのことだ。

■実証実験の概要

内容:
サプライヤーから必要情報を収集し、GHGプロトコルに準拠したCO2排出量計算プログラムで各社のCO2排出原単位を自動算出。また次のフェーズでは、可視化された環境負荷データを活用し、コスト・Co2排出量・立地拠点等、複数条件での最適なサプライチェーンシミュレーションを実施。

対象:
Scope3の15カテゴリーのうちカテゴリー1「購入した製品・サービス」の原材料の調達とカテゴリー4「輸送、配送(上流)」の調達物流

目的:
段ボール調達におけるScope3「可視化」の達成。GHGプロトコルに準拠した(第三者機関の認証or監修含む)、段ボール調達に伴うScope3合計値の数値化。

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