SATORI、マーケティング・セールス部門に勤める人などを対象に「マーケティング実態調査」を実施

SATORI株式会社は、マーケティングやセールス部門に従事する企業の関係者619人を対象に「マーケティング実態調査」を実施したと発表した。

■調査背景

経営環境の変化が激しいVUCA時代において、企業の営業活動も新たな打ち手が必要となっている。顧客の購買行動がこれまでとは違って「顧客主導型」に変化してきており、SNSやメディア、企業コンテンツにおける情報提供が加速し、商談に至る前には顧客が既に情報収集を完了している。従来のように営業部門が単独で行動していては、多くの見込み顧客をとらえることができず、新規商談の機会を大幅に狭めている可能性があるという。こうした背景から、今受注数を増やすためには、顧客にとって価値のある情報を適切なタイミングで発信することのできるマーケティング部門の取り組みが不可欠になっているという。マーケティングが日本企業において、どのくらい注目されているのか、実態を把握すべく本調査の実施に至ったとのことだ。

■新卒・新入社員に勧めたいマーケティング・セールススキル「1位 データ分析力」

出典元:プレスリリース
マーケティング・セールス業務において、新卒・新入社員に勧める(身に付けてよかった・身に付けるべきだと思う)スキルを複数回答で聞いたところ、1位「データ分析力」(28.9%)、2位「コミュニケーション力」(28.3%)、3位「思考・判断・実行力」(27.5%)、4位「課題解決能力」(25.0%)、5位「企画力」(24.6%)となった。2022年は「スタートアップ創出元年」と位置付けられ、イノベーションを創出するスタートアップを、日本の経済成長のために国が支援すると発表され、日本の産業界においても新しい挑戦が始まろうとしている。そんな中、多くの企業が成長する上で欠かせないポジションである、マーケティング・セールス部門の人が身に付けるべきと回答したスキル1位は「データ分析力」だった。

■手本とするマーケターは「1位 ピーター・ドラッカー氏」と「2位 フィリップ・コトラー氏」

出典元:プレスリリース
手本としているマーケターを複数回答で聞いたところ、最も多く選ばれたのはオーストリア出身の現代経営学やマネジメントの発明者であり「マネジメントの父」と呼ばれる「ピーター・ドラッカー氏」(28.6%)だった。ドラッカー氏は著書「マネジメント」にて、「マーケティングとは、セールスを必要最低限にすることである。マーケティングの目的は、顧客を知り理解し、製品やサービスを顧客に合わせ、自ら売れるようにすることである」と述べており、その思想は多くの経営者やマーケターに影響を与えている。2位は、「現代マーケティングの父」と呼ばれる「フィリップ・コトラー氏」(19.7%)で、世界的なマーケティングの権威が上位に並んだ。日本人では、「森岡毅氏」(13.2%)、「奥谷孝司氏」(11.6%)などの名前が上位に挙がった。

■toB企業では新規顧客獲得のための施策、toC企業ではSNS施策に注力

出典元:プレスリリース
注力するマーケティング施策について上位3つまで聞いたところ、「自社セミナーや展示会(リアル・ウェビナー)」(27.8%)、「販促プロモーション」(27.1%)、「キャンペーンの企画・実施」(25.0%)が上位に挙がった。toBとtoCの業態で回答を分けたところ、toBでは「自社セミナーや展示会(リアル・ウェビナー)」(32.7%)、「販促プロモーション」(25.8%)、「キャンペーンの企画・実施」(23.4%)と上位の顔ぶれは変わらなかったものの自社セミナーや展示会の割合が高い結果となった。一方、toCの業態では、「SNS投稿」(30.8%)、「販促プロモーション」(29.2%)、「SNS運用・広告」(27.7%)が上位となり、生活者とダイレクトにコミュニケーションが取れるSNS施策へ注力していることがうかがえる。

【調査概要】
調査名:新卒・新入社員に読んでほしいマーケティング実態調査
調査期間:2022年1月24日(月)~1月28日(金)
方法:インターネット調査(実施:株式会社マクロミル)
調査地域:関東1都6県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、茨城県、群馬県、栃木県)、関西2府4県(京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、滋賀県、奈良県)、静岡県
調査対象:20~59歳の男女のうち、調査地域在住者で、営業/企画マーケティング/経営企画・事業企画・営業企画・商品開発/広報・宣伝 関連職従事者/システム・ツール選定関与者
サンプル数:合計619サンプル

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