エクサウィザーズ、神奈川県藤沢市と共同でデジタルを利活用した多職種連携の実現に向けた実証事業を開始

株式会社エクサウィザーズは、AIを利活用した介護・福祉用具関連サービスの開発、販売事業を展開する子会社の株式会社エクサホームケアが、神奈川県藤沢市と共同で、デジタルを利活用した非接触での新しい多職種連携の実現に向けた実証事業を開始したと発表した。

■背景

昨今、デジタル実装を通じて地域が抱える課題を解決し、誰一人取り残されず全ての人がデジタル化のメリットを享受できる心豊かな暮らしを目指して日本政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向け、自治体における介護のデジタル化・DX推進の社会的要請がより強くなっている。しかし、超高齢社会や労働力人口の減少の進行で、理学療法士や作業療法士等の専門職の人手不足は一層深刻化しており、「デジタル田園都市国家構想」が目指す共助の力を引き出し各地域で全体最適を実現する介護エコシステムを構築するためには、先ずはデータを利活用した科学的介護の実践や遠隔技術による業務効率化の実現が必要不可欠となっているという。

このような背景のもと、エクサホームケアは、通所介護事業所、小規模多機能型居宅介護事業所、福祉用具事業所等の介護に関連する多職種の事業者向けに、デジタルを利活用した非接触での新しい情報連携の実現に向けて、藤沢市と共同で歩行分析AIサービス「CareWiz トルト」を活用した実証事業を開始した。

本取り組みでは、藤沢市に所属する介護事業所に実証事業期間中「CareWiz トルト」を無償で提供し、歩行解析及び共有機能を多職種連携に活用することで、同市における介護現場の間接業務の短縮に伴う直接ケア業務時間の拡大及びタイムリーかつわかりやすい情報連携による在宅医療・介護サービスの質の向上を図る。これにより、同市に所属する介護事業所の情報連携コストを下げながら利用者の健康状態維持を両立することを目指すとのことだ。
出典元:プレスリリース

■実証事業概要

(1)調査の実施
本事業の実施にあたり同市内の介護サービス事業所における現状を把握するため、エクサホームケア及び藤沢市の両者で必要な調査等を実施

(2)介護サービス事業者の選定
本事業に参加する同市内の介護サービス事業者をエクサホームケア及び藤沢市の両者で選定

(3)「CareWiz トルト」の導入・運用
本事業に参加する介護サービス事業者に向けて「CareWiz トルト」を導入し、必要に応じて操作方法をレクチャーしながら現場で運用

(4)データ分析
本事業の実施期間中に取得したデータの分析及び効果検証の実施

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