レベニュー・ベースド・ファイナンスを活用した資金調達プラットフォーム「Yoii Fuel」が正式版をローンチ

株式会社Yoiiは、株式でも借入でもない資金調達手段「レベニュー・ベースド・ファイナンス(以下、RBF)」を提供する「Yoii Fuel」の正式版をローンチしたと発表した。

■Yoii Fuelについて

「Yoii Fuel」は、株式でも借入でもない資金調達手段「RBF」を活用したプラットフォームだ。独自のアルゴリズムを活用し、過去のデータから将来の売上を予測。未来の売上を買い取る形で、スタートアップへ資金提供する。また、MRR / Churn / ARPUといった、SaaS企業にとって重要なメトリクスを把握できる「KPIダッシュボード」も利用可能。自社のビジネス状況を素早く把握できる。
出典元:プレスリリース

■正式版ローンチの背景

これまで企業にとって、資金調達の選択肢は主に株式か借入となっていた。特にスタートアップにとって、借入による調達はハードルが高く、株式による調達に依存しているのが実態だという。株式による調達は希薄化を招き、経営に関わる重要な意思決定ができないリスクがある。また、調達における手続きは煩雑で、多忙な起業家にとって負担が大きいものとなっているとのことだ。

そのような課題を解消するべく、同社はRBFプラットフォーム「Yoii Fuel」を開発。2021年4月にクローズドベータ版をリリースした。これまで「SaaS」や「D2C」をはじめとするスタートアップ数十社が利用。利用企業からのフィードバックを反映し、機能を強化し、今回正式版としてローンチすることとなったとのことだ。

■freee会計とのデータ連携を開始

「Yoii Fuel」は、freee株式会社が提供する「freee会計」とのAPI連携および「freeeアプリストア」への掲載を開始した。今回の連携により、「freee会計」のデータを「Yoii Fuel」へ簡単に連携できる。負担の大きい会計情報の入力を省略することで、より迅速な資金調達を実現するとのことだ。

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